中断していたルヴァンカップが再開する。4チーム、ホーム&アウェイで行われるグループステージで、1巡目最後に対戦するのは札幌。ここまで1勝1分の勝ち点3、得失点差0で2位につけているエスパルスは、未だ勝ち星のない札幌と対戦をする。
まずは前節のルヴァンカップを振り返ってみる。甲府とのアウェイで戦ったエスパルスは、高橋大悟がプロデビューを飾るなど、その直近のリーグ戦からメンバー11人全員を入れ替えた。序盤から相手のペースが続き30分にコーナーキックから失点。後半は何とか持ち直したものの、チャンスを作るまでにはいたらず敗戦した。ヤン ヨンソン監督が試合後、
「前半はただ蹴っていて、つなぐ意識がなかった。なぜそうなったのか分からない」
と話すように、練習からやってきていたことが出せなかった。今節は、そこから修正したところを見せなければいけない。ただ、リーグ中断期間に行われた練習試合で形を取り戻しているようにも見える。カップ戦に出場するメンバーとしては、その修正したところを見せたい。
今節の相手札幌はチームとして苦手としていた。16年のJ2時代から数えて公式戦5連敗。しかし、リーグ第3節札幌戦では先制されるも、そこから3点を奪って逆転勝ち。これ以上無い勝ち方で相手にダメージを与えるものになっただろう。もう相性は関係なくなっている。
また今節もU-21枠として誰が出るのかというところにも注目が集まる。開幕戦は伊藤研太が、第2節は高橋大悟が先発した。次々とルーキーがデビューを飾り、またとない経験を積んでいる。果たして今節は誰が先発するのだろうか。そこがポイントとなるかもしれない。
札幌は、ここまでルヴァンカップ2戦2敗。エスパルスと同じくリーグ戦のメンバーから大きく入れ替えて戦っているが、なかなか結果が出ていないのが現状だ。開幕戦の甲府戦では相手にゲームを支配され、33分に先制を許すと、その直後の34分にも失点。さらに52分には、この試合2点目となるジュニオール バホスのゴールが決まり0-3で敗れた。続く第2節は磐田戦。8分に、都倉賢のヘディングがゴールネットを揺らしたが、ファウルで取り消されるなどの不運もあって先制を奪えない。逆に58分に、松浦拓弥にゴールを奪われて敗れた。札幌としては、得点力不足がどのように修正してくるかが問題になる。
それでも、札幌は今季から指揮を執るペトロヴィッチ監督のサッカーがチームとして浸透してきている様子だ。リーグ戦、カップ戦と合わせて開幕から公式戦5戦勝ちなしが続いていたが、第4節長崎戦で勝利したところから、前節鹿島戦では0-0の引き分け。しかも、内容でも勝利してもおかしくない試合だった。チームとして着実に進歩しているようだ。
エスパルスとしてはリーグ初黒星から最初の試合となる。公式戦2連敗は是が非でも避けたい。リーグ横浜FM戦後、白崎凌兵がこう話していた。
「カップ戦で良い雰囲気を作って、リーグ戦に上手く流れを作れるようにしていきたい」
カップ戦のメンバーが意地を見せ、チーム全体を再び活性化させたい。
公式モバイルサイトでは、ヤン ヨンソン監督と選手の試合前日コメントを公開!!
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2018YBCルヴァンカップ グループリーグ 第3節
4月4日(水)19:00キックオフ
清水エスパルス vs 北海道コンサドーレ札幌
@IAIスタジアム日本平
<放送>
スカパー!
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