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【浦和戦マッチプレビュー】~力を振り絞り、浦和から5年ぶりの勝利を目指す~

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中断期間からここまでは耐える試合が続いている。特に、前節J1初昇格の長崎には苦戦を強いられてしまった。全体的に動きが重かったこともあり、いつもようにコンパクトに保つことができず、相手を自由にさせてしまった。そこが改善できないまま、23分に左サイドを切り崩され、鈴木武蔵に先制ゴールを奪われてしまう。1点ビハインドとなった後半は、メンバーを変更して前線に強い選手を配置すると、ようやく相手の足を止め、押し込む形を作ることができるようになった。それでもゴールが遠く、1点を返すことができなかった。エスパルスは、これで4試合勝ちなし。リーグ序盤の勢いが失われつつあるのが現状だ。

浦和は、今月2日に昨季ACL制覇に貢献した堀孝史監督と契約解除。リーグ戦では、開幕から5戦勝ちなしと成績が低迷していた。大槻毅育成ダイレクター兼ユース監督が暫定監督になってから成績はようやく上向き、初陣となったルヴァンカップグループリーグ第3節広島戦に引き分けると、リーグでは第6節仙台戦、第7節神戸戦と2連勝を飾っている。

特に神戸戦ではこれまでの浦和らしさが戻ってきたようだ。24分、興梠慎三のクロスに武藤雄樹がシュート、一度はGKにセーブされるが、再びシュートを放って先制する。しかし、後半に入ると、51分にコーナーキックからウェリントンのヘディングで同点。さらに63分には、佐々木大樹に逆転ゴールを決められ追い込まれてしまう。しかし、72分に岩波拓也がコーナーキックからヘディングシュートを決めて追いつく。さらに、後半アディショナルタイムの92分、再びコーナーキックからマウリシオが頭で押し込んで逆転勝利を飾った。勝負強さの戻ってきたところでエスパルスとの対戦ということになる。

2アシストとなった柏木陽介のコーナーキックには警戒が必要だ。得点シーン以外でも、神戸GKキム スンギュのファインプレーがなければ、もう1点追加していた可能性もある。エスパルスはコーナーキックからの失点はないが、ここはまず警戒したいところ。さらに、大槻暫定監督になってから3バックに戻しており、エスパルスとしてはここ数試合苦しめられているシステムをどう克服することが問われる試合になる。

いずれにせよ、「まずは守備から」というところに焦点を当てて、もう一度しっかりと取り組みたい。長崎戦の前半のようにミスからピンチを招く場面が続けば、攻撃陣にとっても難しくなってしまう。ファン ソッコは、
失点のシーンは、自分の反応が遅れたのが原因
と認めるが、そこに至るまでにはいくつかのミスが重なっている。今節の出場でJ1通算100試合の節目となるファン ソッコを含めたディフェンスラインの安定で失点を防ぎ、後ろが安定した状態で前の選手が得点に集中できる状態を作りたい。そうなれば、このところ3試合連続無得点の攻撃陣にも余裕が生まれ、ゴールも決まってくるようになるだろう。

それも開幕戦から数試合までは出来ていたことだ。連戦というコンディション調整の難しい中での戦いが、普段どおりのサッカーを難しくさせていることは間違いない。中2日、または3日でリーグ戦が続くのは、この試合でひとまず終わる。最後の力を振り絞って浦和から勝利を奪うことになれば、この苦しい時期を乗り越えるきっかけとなるだろう。



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2018明治安田生命J1リーグ 第8節   
4月15日(日)16:00キックオフ 

浦和レッズ vs 清水エスパルス
@埼玉スタジアム2002

<放送>
DAZN

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