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【広島戦マッチプレビュー】~気持ちを一つにして、ヤン ヨンソン監督の古巣対決に臨む~

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もう何も恐れるはない。エスパルスはホームアイスタで昨季から続くリーグ12戦勝ちなしという不名誉な記録をようやく止めた。

前半はほぼ柏がボールを握るという苦しい展開。攻撃機会すら与えらない状況を必死に耐え抜くと、一本のチャンスが転がり込んでくる。エスパルスが右CKを獲得。金子翔太のボールをニアに走り込んだ鄭大世が頭で叩きつけて先制に成功する。しかし、喜びもつかの間。クリスティアーノに、まさに異次元のミドルシュートを決められて同点に追いつかれてしまう。ところがその直後、二見宏志のロングスローを鄭大世が相手ディフェンスの裏に落とすと、北川航也がドリブルからシュートに持ち込み突き放した。終盤は相手に攻め込まれる場面もあったが、六反勇治を中心に守り抜き今季アイスタ初勝利となった。

第10節名古屋戦、前節柏戦に共通するのはエスパルスの精神的な強さだ。エスパルスは失点を喫したあとの立ち直りが早い。名古屋戦でも2点リードから82分にホーシャに1点を返されるが、その4分後に金子のゴールで突き放した。また、前節は、40分にクリスティアーノのゴールを決められた1分後に勝ち越しゴールを決めている。そこで存在感を見せているのは竹内だ。選手に声をかけ、チームを勇気づけている。その竹内にとって、この試合はJ1通算100試合に到達する。ここまでのキャリアを、
入ったころには100試合なんて見えていなかった
と振り返る。プロ入り3年目にようやくJ1初出場を果たすが、その年はその1試合にとどまり、翌年北九州へ期限付き移籍。1年の修行を経てエスパルスに復帰し、プロ入り5年目からようやく出場機会を重ねることになった。その竹内にとって節目の試合。今節も左腕にキャプテンマークを巻いてチームをまとめてくれるだろう。

一方今節の相手広島は首位を独走している。開幕から9戦負け無しで進むも、第10節FC東京戦で今季初の敗戦を喫し、前節は「平和祈念マッチ」となる長崎戦を迎えた。

立ち上がりこそ長崎に攻め込まれる場面もあったが、徐々にペースを引き戻して前半を終える。試合が動いたのは後半に入ってから。広島はハーフタイムにティーラシンを投入する。46分には、パトリックのヘディングシュートがバーに弾かれるも、52分だった。右サイドの和田拓也のクロスに合わせたのは、ティーラシン。さらに59分にはコーナーキックから、佐々木翔がバックヘッドでゴールに流し込んで2点目。2-0で勝利し、その強さを見せつけた。

広島の強さは、堅い守備にあるだろう。ここまで11試合を終えて失点が5。しかも、そのうち3失点がFC東京戦での失点で、完封試合が8試合。ここをこじ開けなければいけないということになる。ただ、そこは現在好調なエスパルス攻撃陣の出番だ。苦しい時期もあったが、この2試合で5得点を挙げている。北川航也が現在2試合連続得点中のほか、試合当日が23歳の誕生日となる金子翔太も好調を維持している。

今節はヤン ヨンソン監督にとっては古巣対決。六反が前節の試合後に「『監督を代えなければ良かった』と思わせるような試合をしたい」と話したり、竹内が「監督を勝たせてあげたい」と言ってるように、チームとして、監督に勝利をプレゼントしたいという意気込みで結束している。エスパルスの14年以来のJ1リーグ3連勝に向けて、気持ちを一つにして広島に乗り込む。



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2018明治安田生命J1リーグ 第12節   
5月2日(水)19:30キックオフ 

サンフレッチェ広島 vs 清水エスパルス
@エディオンスタジアム広島

<放送>
DAZN

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