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【川崎F戦プレビュー】~5年ぶりのホーム5連勝をかけて~

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一時は川崎Fをお得意さまとしていた時期もあったが、ここ最近では勝てないでいる。通算成績は10勝7分10敗と五分と追い上げられている。最後の勝利したのは、15年のホームゲーム。ピーター ウタカの開始早々のゴールから試合は打ち合いとなったものの、石毛秀樹のミドルシュートが2発決まり、エスパルスが5-2と快勝した。それ以来、公式戦では5戦連続で勝てていない。

前回対戦では、まさに完敗と言えるものだった。19分に、ゴールほぼ正面の位置から中村憲剛に直接FKを沈められると、33分には阿部浩之に追加点を加えられる。それでも、後半は何とか互角のゲームに持ち込んだが、最終ラインに下がって受けた河井陽介が中村に狙われボールを奪われ3失点。

何もできない試合だった
と多くの選手が肩を落としてミックスゾーンをあとにしていた。

ただ、中断前最後の試合だったということが救いだったのかもしれない。この試合で出た課題を含め、前半戦での改善するポイントを明らかにして修正する。中断後、キャンプも含めて改善をした結果が、後半戦の試合に成果として現れてきている。

前節鹿島戦で敗れはしたが、守備の奮闘が目立つ試合となった。90分を経過するまでは、鈴木優磨、金森健志のトップに仕事らしい仕事をさせず、逆に後半に入るとエスパルスの攻撃陣の活躍が目立った。54分には北川航也のシュートがポスト直撃、さらに75分にも、こぼれ球をコンパクトに振り抜いたミッチェル デュークのシュートもポストに弾かれた。あと1歩、そんな空気が流れた後半アディショナルタイムだった。ゴール正面、エリアから少し離れた位置からFKを与えてしまう。永木亮太のボールに、チョン スンヒョンが頭で落とすと、ファーサイドから西大伍がボレーで叩き込んだ。エスパルスはこの痛恨の失点で、中断期間後初の黒星を喫することになった。

一方川崎Fは、横浜FMとの神奈川ダービーに挑んだ。31分に守田英正が縦パスで攻撃のテンポを一気に上げる。家長昭博の素晴らしい動き出しも加わると、パス1本で決定機を生み出した。左サイドで抜け出した家長の折り返しを、小林悠が簡単に合わせて川崎Fが先制。さらに川崎Fは71分にも中村の強い縦パスを、ディフェンスの間にポジションを取っていた小林がワンタッチで前を向くと、落ち着いてゴール左に決めた。相手のシュートも、わずか3本に抑える完勝。川崎Fは、この前の試合である第19節で浦和に敗れていたが、ショックを引きずることなく川崎Fらしさを見せた完勝となった。

エスパルスがこの試合に勝利するためのカギになるのは、まずは先制点を奪うことだろう。ここまで先制した試合は7勝1分と確実に勝ち点を奪っており、その中でもほぼ勝利を収めている。逆に先制点を奪われた試合は9試合あり、1勝8敗と逆転の望みも薄い。

第19節鳥栖戦では勝利を収めたものの、シュートはわずか2本しか打てなかった。しかし、前節鹿島戦では、相手を奪わる10本ものシュートを放った。攻撃陣の課題は徐々に改善しつつある。あとは、結果を残すだけ。前回の借りを返すゴールを決めて、試合を優位にすすめ13年に以来、5年ぶりとなるホーム5連勝へ。難しい試合にはなるだろうが、達成できないチャレンジではない。


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2018明治安田生命J1リーグ 第21節   
8月11日(土)18:00キックオフ 

清水エスパルス vs 川崎フロンターレ
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN

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