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エスパルスは中断後最初の黒星となった第20節鹿島戦から前節の川崎Fと2連敗中だ。中断明けからの「再」スタートダッシュが続いていたが、ここにきて勢いに陰りが見えている。
その前節は、エスパルスは序盤のピンチも六反勇治のファインセーブでしのぐと、5分に河井陽介のパスカットからボールをつないで、最後はドウグラスが強烈なシュートで先制。しかし、川崎Fの猛攻に遭い、32分には右クロスを小林悠に合わされて同点、さらに64分には阿部浩之のパスを小林が落として、大島僚太がゴール前に飛び込むという、川崎Fのコンビネーションの良さがなせるゴールで逆転負けとなった。
前回対戦で喫した0-3での敗戦よりは成長していることは明らかだ。しかし、この敗戦では、エスパルスとしては多くのものを失っている。エスパルスはそれまで続いていたホームの連勝が4で止まってしまった。さらに、先制した試合は7勝1分と無敗だったが、初めて黒星を喫した。さらに問題なのでは、中断期間でトレーニングを重ねたクロスからの守備が崩されてしまったことだ。同点にされたシーンは、ゴール前に選手がおらず、ファン ソッコが相手2人を見るという難しい状況を強いられていた。これでは防ぐのは難しくなるだろう。守備に対してはもう一度改める必要がある。また2失点といのも、中断明け最多の数字になる。チームの基盤となる守備の奮闘が、今節のカギになるだろう。今節で、悪い流れを止めたいところだ。
一方のC大阪。8日にスルガ銀行チャンピオンシップに出場。南米の強豪インディペンディエンテと対戦し、中3日で札幌と対戦している。C大阪は、札幌の3バックに対して、ミラーゲームで対応。スルガ銀行チャンピオンシップから続く3バックを採用している。序盤の6分に、丸橋祐介の右コーナーキックから、ニアでマテイ ヨニッチが頭で合わせて先制。しかし、その直後だった。左サイドから石川直樹が頭で折り返すと、このボールを受けたチャナティップがボールの下を叩いて落とすミドルシュートですぐに同点に追いついた。C大阪は、47分には高木俊幸が抜け出したが、GKのファインセーブに遭い、82分には木本恭生が前線に抜け出してシュートを放つがゴールの左。87分は、エリア外から山口蛍の強烈なミドルシュートを放ったが、ク ソンユンが弾き出した。
C大阪は、中断明けから7試合で5得点と、前線のタレントが揃う中では物足りない数字だろう。一方のエスパルスは5試合で7得点を決めている。攻撃陣の調子の良さには違いがあるかもしれない。
前回対戦はわずか1ヶ月前の7月18日、中断明け最初の試合だった。その試合を覚えている方も多いだろう。エスパルスはその1週間前に天皇杯3回戦甲府戦で敗れてしまった。不安な空気が漂っていただろう。それを吹き飛ばす試合になった。ファン ソッコの技ありシュートで幕を開け、北川航也、そしてクリスランが続いて3発完勝。そこからリーグ3連勝をしている。
前述のように、今は少しチームとして調子を落としているのかもしれない。しかし、相手は過去の対戦成績では4戦負け無しのC大阪だ。前回同様、ここの試合で勝利し、もう一度弾みを付ける試合をしたい。
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2018明治安田生命J1リーグ 第22節
8月15日(水)19:00キックオフ
セレッソ大阪 vs 清水エスパルス
@ヤンマースタジアム長居
<放送>
DAZN
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