今節は、台風12号の影響で7月28日に行われる予定だった第18節横浜FM戦が行われる。
前節札幌戦は、その前の節、第23節浦和戦と同じような戦いをしてしまった。試合は、相手が序盤から猛攻をしかけてくる中、エスパルスに一発のチャンスが訪れる。20分に、ドウグラスから北川航也、石毛秀樹とパスがつながり、石毛のシュート。相手に当たり枠には飛ばなかったが、コーナーキックを獲得。これをフレイレがニアで合わせ、相手ディフェンスに当たってオウンゴールで先制した。しかし、ここからの戦いに課題が見られた。その15分後、簡単に失点を喫してしまう。エリア左で札幌のフリーキック、福森晃斗のボールをクリアしきれず、最後は宮澤裕樹に押し込まれ試合を降り出しに戻された。そして74分、途中交代で入った小野伸二のパスを受けた都倉賢にゴールを決められ逆転負けした。
エスパルスとしては、リードを長く保つことができない現象が続いている。この2試合、先制しても、せっかくのリードは15分しかもたない。前節も、せめて前半終了までリードを保っていれば、相手に焦りも生まれてくるところだったのではないだろうか。セットプレーからの失点も続いており、ファン ソッコも「集中力が足りなかった」と話すように、そこを修正し堅固なディフェンスを思い出したいところだ。また、逆に早めに2点目を取るということも大事になる。リードを広げて、終盤に余裕を持った戦いができるようにしたい。
前節、横浜FMは神戸と対戦した。それはイニエスタと久保建英というバルセロナ出身対決として注目されていた一戦だった。久保は、今月16日に横浜FMに期限付き移籍。前節は横浜FMで初スタメンを飾ることになった。56分、中盤でボールを受けた久保は右サイドに展開。松原健が駆け上がり、折り返しを受けた久保は1トラップ目でボールを弾ませてしまうが、落ち着いて左足を振り抜いてゴール右隅に決めた。久保のJ1初先発、初ゴールで横浜FMが先制。さらに85分には、相手ディフェンスのGKへのバックパスをウーゴ ヴィエイラが追いかけミスを誘うと、そのボールを拾った仲川輝人が押し込んで2点目。守っても、イニエスタ擁する攻撃陣にシュート18本を浴びながら無失点に抑えて、3試合ぶりの勝利を挙げている。
横浜FMは、中断前の第15節長崎戦を5-2で勝利し、中断明け最初の試合では仙台に8-2で勝利しているように、一度攻撃陣の歯車が噛み合うと、大量得点を奪う破壊力がある。横浜FMの今季38得点は広島と並んでリーグ最多。エスパルスはここ4試合で10失点をしているように、守備に不安を抱えているが、ここを無失点に抑えることで、再び守備の自信を取り戻したい。
もし順調に行われていれば、中断明け3試合目。エスパルスが2連勝しているあとの試合だった。現在は5戦勝ちなしという、チームとしてあまり状態が良い中で行われることになる。勢いを加速させていたかもしれない試合を、今回は流れを変える試合にしたい。
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2018明治安田生命J1リーグ 第18節
8月29日(水)19:30キックオフ
横浜F・マリノス vs 清水エスパルス
@日産スタジアム
<放送>
DAZN
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