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【名古屋戦プレビュー】~シーズン勝ち越しへの勝ち点3~

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泣いても笑っても残り3試合。現在エスパルスは7位につけているが、成績を見ると13勝5分13敗と五分の成績にすぎない。まずはここから勝利数を増やして、勝ち越しでシーズンを終えたいところだ。

前節湘南戦は厳しい試合になった。立ち上がりから相手に主導権を握られる展開。湘南はルヴァンカップ決勝から中2日で試合を行い、そこから再び中2日でエスパルスとの対戦となったが、その疲れを感じさせないほどプレッシャーを与え続けてきた。エスパルスは、なかなか自分たちのサッカーをさせてもらえないなか、後半に入ってようやくチャンスが訪れる。71分、村田和哉のクロスに、中央で竹内涼、北川航也が頭でついないで、最後は白崎凌兵のジャンピングボレー。ゴールの隅を突く完璧なものだったが、GK秋元陽太のファインセーブに遭って得点にはならず。結局ドローに終わり、連勝も3で止まってしまった。

さらにその試合では、66分にヤン ヨンソン監督が退席処分となっており、今節ベンチに入ることができない。ヨンソン監督は、
当日の指揮はできないが、スタンドの上から試合を見て助言したり、ルールの範囲内で上手くチームを整えていきたい
と話す。指揮官は不在だが、それまでにできる準備はしている。そして、選手たちの心境にも変化がある。河井陽介が、
試合中に、みんなで修正する力を付けなければいけないと思った
と言うように、前節はピッチの中から状況を変えることができなかった。監督がいない中、どれだけ自主性を発揮して動くのか。この試合は、そこが問われることになる。

一方名古屋は第31節神戸戦後、中2日となる6日に台風24号の影響で延期されていた第28節C大阪戦を行っている。その試合では、早稲田大学在学中の相馬勇紀が初先発となった。序盤からその相馬がチャンスを作る。10分、左サイドを抜け出してクロス。このボールにジョーが頭で合わせるが、これはわずかに枠を外れる。さらに53分、左サイドから小林裕紀のクロスをGKキム ジンヒョンが弾いたところを相馬が頭で押し込んでプロ初得点。名古屋はこの1点を守りきって、プレーオフ圏内を脱出し、15位に浮上している。

名古屋との前回対戦は、4月の第10節だった。この時は名古屋が6連敗という中での対戦で、北川、石毛秀樹、金子翔太の3人がゴールを挙げ3-1と快勝している。だが、この時の名古屋の先発メンバーで前節出場先発したのは、GKランゲラック、和泉竜司、小林裕紀の3人だけ。後半戦に入ってからリーグ7連勝を挙げるなど、状態が上向いているだけでなく、チームそのものが大きく変化している。よって、同じような気持ちで戦うと痛い目に遭うだろう。

また前回対戦ではジョーは途中出場だった。その時点でまだ3得点しか挙げていなかったが、今や日本のサッカーにも慣れてきたのか、エスパルスと対戦したあと20試合で18得点を挙げており、21得点はリーグ得点ランクトップを走っている。ジョーを中心とした攻撃陣は、現在までチームとしても48得点となりリーグ3位の記録となっている。

エスパルスは、1点少ない47得点で4位タイ。お互い攻撃陣が好調同士の対戦。エスパルスは、再び日本代表に選出された北川、そして12試合9得点のドウグラスが、どれだけ得点を決められるかがカギになるだろう。競り勝ってリーグ最終節まで突っ走る勢いを付けたい。


 公式モバイルサイトでは、ヤン ヨンソン監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2018明治安田生命J1リーグ 第32節   
11月10日(土)14:00キックオフ 

清水エスパルス vs 名古屋グランパス
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/NHK静岡

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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