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【鳥栖戦プレビュー】~前半戦最後を勝利で飾り、後半戦につなげる~

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前節エスパルスは、名古屋と対戦した。ジョー、ガブリエル シャビエル、マテウス、長谷川アーリアジャスールという豪華な攻撃陣を備える名古屋に対して、エスパルス守備陣はきっちりと対応した。ボールは持たれたが、ピンチと言えるようなものはほとんど作らせず前半を0-0で終える。すると68分には、エウシーニョ、ヘナト アウグスト、ドウグラスという助っ人3人の呼吸が合って先制に成功。しかし、後半アディショナルタイムにまさかの失点してしまう。ところが、横浜FM戦に引き続きドラマはアディショナルタイムに起こった。エウシーニョ、中村慶太と右サイドでボールを繋ぐと、河井陽介がディフェンスの裏に抜け出す。コントロールされたマイナスのクロスに、飛び込んだのは西澤健太。ファインセーブを連発していたランゲラックの右手をすり抜けてゴールに収まった。劇的勝利で、エスパルスは連勝となった。

鳥栖は前節札幌とアウェイで対戦した。19分にコーナーキックから石川直樹のゴールで先制されると、31分には同じくコーナーキックから今度はジェイのヘディングで2点目を奪われる。鳥栖は70分にゴール前、ビクトル イバルボの落としから金崎夢生が今季初ゴールを決めて反撃の狼煙を上げるが、84分には鈴木武蔵にダメ押しとなる3点目となるゴールを奪われ、試合を決められた。

鳥栖はここまで16試合8得点。松本と並んでリーグで最も奪えていないチームだ。今季開幕から10試合で1得点と苦しんだが、逆に第11節・G大阪戦で得点を挙げると、それ以降で得点を挙げていない試合は1試合しかない。状態は上向いてきていると言えるだろう。第10節大分戦後に、ルイス カレーラス監督が退任。大分戦で急遽コーチとして指揮を執っていた金明輝氏が、第11節G大阪戦から正式に監督として就任すると、そこから3連勝と盛り返した。新監督になってチームを立て直しつつあるという点に関してはエスパルスとチーム状況が似ているのかもしれない。

ただ、鳥栖は現在のところ3連敗中。勢いにかげりが見え始めてきているが、再び発奮する材料がある。それは昨季から鳥栖に加入したフェルナンド トーレスが引退を発表したことだろう。発表後、鳥栖としては初のホームゲームになる。前節出場はなかったがベンチ入りをしており、今節の出場の可能性はもちろんある。スタジアムの雰囲気は、決してエスパルスに追い風になるようなことはないだろう。それでも、篠田善之監督は、
それに臆することなく、自分たちのことをしっかりやりたい
と話すように自分たちのサッカーを全うしなければいけない。

エスパルスは現在5試合負け無しが続いており、現在2連勝中だ。リーグ序盤の遅れを取り戻すためには、勝ち点3が求められる。今季エスパルスは未だ3連勝は達成できていない。そのために必要なことは、今度こそ安定した勝利だろう。ゴールを守る西部洋平は、
前線の選手がずっと点を取ってくれているからこそ成り立っている試合は多いし、さらに前からディフェンスもしてもらっている。たまには自分たち後ろが踏ん張って勝つ試合を作ってあげないといけない

今季2度目の完封で、すっきりとした勝利で前半戦の最後を飾り、後半戦で巻き返すための弾みにしたい。


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2019明治安田生命J1リーグ 第17節   
6月30日(日)19:30キックオフ 

サガン鳥栖 vs. 清水エスパルス 
@駅前不動産スタジアム

<放送>
DAZN


公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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