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【福岡戦プレビュー】~リーグから続く堅い守備で福岡を撃破へ~

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エスパルスは、リーグ前節松本戦で2試合連続完封勝利を挙げた。序盤に猛攻を仕掛けてくる松本に対して、シュートを打たせない完璧な守備で耐えきると、逆に18分にエスパルスのコーナーキック。西澤健太のボールをGK守田達弥がファンブル、素早く反応したドウグラスが、オーバーヘッドでゴールに叩き込んでエスパルスが先制した。これで流れを引き戻してエスパルスは、後半にドウグラスのバイシクルシュートなど惜しい場面も作り、逆に守備では90分を通してシュート2本に抑えて1-0の完勝となった。

ただ、振り返ってみると、エスパルスの天皇杯2回戦も守備の堅い試合だった。リーグ戦とは違うメンバーで臨んだ長野戦。J3の相手というカテゴリーの違うチームと対戦するのは困難な試合になることが多い。前半からシュートはエスパルスの3本、長野が2本という堅い試合になったが、後半に西澤、北川航也、竹内涼とリーグ戦のメンバーを投入することになって、ようやく得点の可能性が見えてきた。その矢先に相手コーナーキックから大ピンチ。ニアで大島嵩弘に合わされるが、高木和徹のビッグセーブで凌いだ。このまま延長かと思われた90+2分。水谷拓磨のクロスを中央で鄭大世とディフェンスが競り合う。こぼれたボールを河井陽介が胸トラップから押し込んで激闘の終止符を打った。リーグ戦で失点が続いていた最中で、この試合は守備陣が完封した試合だった。

福岡の天皇杯2回戦は今季J2に昇格した鹿児島との同カテゴリーでの九州対決。両チームともターンオーバーで臨む。先制を奪ったのは鹿児島。左サイドバックの西岡謙太のクロスから、GKを超えるボールに反応したのは永畑祐樹。上手く右足で合わせてネットを揺らした。しかし、前半終了間際の44分、ウォン ドゥジェの縦パスをフリーで受けた前川大河が前を向いてドリブルを仕掛ける。ディフェンスの寄せが甘いと見ると、エリア外から直接狙って同点ゴールを決めた。試合はここから膠着状態。両チームとも得点を奪うことができず、試合は延長に。102分、前川が自陣からディフェンスの裏に出したボールを、途中出場の木戸皓貴が走り込み、切り返しから決勝ゴール。苦しみながらも3回戦に進出している。

直近のリーグは第27節岐阜戦。37分に、福岡は左から石原広教がゴール前に入れると、ヤン ドンヒョンが体ごと押し込んで先制。直後に岐阜の竹田忠嗣のミドルシュートがバーに直撃するなど、危ない場面もあった。後半にもいくつかピンチを迎えながら耐えきると、77分にはエリア内でボールを受けた城後寿が押し込んで追加点。試合前には19位だった福岡は順位を1つ上げた。

福岡は、第4節に最下位に転落し、再び第6節終了後にも最下位を経験。今は調子を取り戻しつつあるが、下位を抜け出せないのが現状。第27節終了時点で得点27、失点は42と、攻守とも上手く歯車が噛み合っていないようだ。それでも何があるか分からないのが、一発勝負の怖さ。昨季も、3回戦でJ2の甲府に0-1で敗れて大会を去っている。「超大型」と言われる台風が近づいており、それが試合に影響することがあるかもしれない。それでも、しっかり勝利を奪って17年以来の4回戦に進出し、元日の新国立への道を進みたい。


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天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 3回戦   
8月14日(水)19:00キックオフ 

清水エスパルス vs. アビスパ福岡
@レベルファイブスタジアム

<放送>


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