こんにちは。今回は藤枝エリア、「マツコーチ」こと松尾が担当します。ヨロシクです。
さて、皆さんご存知の通り、エスパルスサッカースクールの
キッズクラス(年中、年長児)チャイルドクラス(1、2年生)では「上履きシューズ」を履いてプレーすることになっています。
「上履きシューズ」とはいわゆる幼稚園、保育園、学校で履く「うわばき」、「うわぐつ」です。今回はこの「上履きシューズ」にスポットを当ててみたいと思います。
まず、なぜエスパルスサッカースクールで上履きシューズを採用しているかについては、既に入会時にご説明させていただいているとおりですが、以下のようなメリットを考えてのこととなります。
・軽い靴を履くことによって筋肉によけいな力をかけさせない
・よけいな力が抜けるので技術を向上させる敏感さに長ける
・裸足に近いフィーリング
なるほど、確かに上履きシューズは軽そうですし、生地も薄く、
裸足に近いフィーリングというのも頷けます。
では、どれくらい重さが違うのか?実際に測ってみました。
上がキッズクラス(年長児)、下がチャイルドクラス(1年生)の子が履いていたものをお借りしました。
測ってみると、それぞれ、184グラムと210グラムでした。
一方、上履きはというと・・・。
同様に上の写真が年長児、下の写真が1年生のものです。


「そしてこれこそが、若い選手達にスパイクを履かずにサッカーを推奨している理由だ。
彼らは私がストリートで転ばない練習に費やした時間を逃している。
若い選手に平らなソールの靴を与えることで、バランス感覚を鍛えることができるだろう。」

同様に上の写真が年長児、下の写真が1年生のものです。


なんと!134グラムと148グラム!
驚愕です!! その差なんと50グラム以上でした。
両足では100グラム以上です。
片足50グラムの差が実際にどれくらいプレーに影響を及ぼすかを
数値に示すことはできないかもしれませんが、
軽い方が素足に近く、足の筋肉に余計な力がかからないことは明白であります。
子どもにとっての50グラムは大人が思っているよりも重く感じるかもしれません。
また、このような文章も発見しました。
1970年代にはプレーヤーとして、その後は監督としてサッカー界に君臨したオランダの英雄「ヨハン・クライフ」氏の自伝です。
そこにはこう書かれています。
そこにはこう書かれています。
「そしてこれこそが、若い選手達にスパイクを履かずにサッカーを推奨している理由だ。
彼らは私がストリートで転ばない練習に費やした時間を逃している。
若い選手に平らなソールの靴を与えることで、バランス感覚を鍛えることができるだろう。」
ヨハン・クライフ自伝 ~サッカーの未来を継ぐ者たちへ~ 二見書房より抜粋


文中にある「平らなソールの靴」、これは「上履きシューズ」そのものではないでしょうか?どうでしょう?
今回のお話しはいかがでしたでしょうか。
はじめは、「え?上履き?」と不思議な感じもするかもしれませんが、
子どもの成長を考えてのことであります。
そして「上履きシューズ」にはこんな理由や、裏話があるのです。
あ、くれぐれもサイズはちょうど良いものを履いてくださいね。
さあ!上履きシューズを履いて、エスパルスで技と心を磨いてください!