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エスパルスはルヴァンカップで9年ぶりにグループステージを突破し、次はプレーオフステージとなる。これまでと違い、ホーム&アウェイの2試合で全てが決まってしまうという短期決戦。よって第1戦から飛ばしていきたいところになる。
そのためには、リーグ前節から中2日で行われるため、コンディション調整が重要になるだろう。前節は「4枚の交代は全て疲れを考慮した交代だった」とロティーナ監督が話すように、連戦の疲労が溜まっている上に、気温が高くなってきた先ごろでは疲労の度合いが違ってきている。試合翌日は軽いメニューで終えるなど、練習でも疲労回復がメインとなっているようだ。
その前節、エスパルスは5-3-2という新しいフォーメーションで臨んだ。序盤に痛い失点を喫するが、そこから盛り返して41分にはチアゴ サンタナのゴールで同点に追いつく。後半も良い流れが続いていたが、試合終了間際の89分だった。レオ セアラに勝ち越しゴールを決められて勝ち点を落としてしまった。
試合の終盤にかけて失点するパターンが多いのが今季のエスパルスの課題だ。ただ、その逆のパターンもあった。それは、リーグ開幕戦の鹿島戦だ。75分に荒木遼太郎に先制ゴールを決められてしまうが、その3分後にサンタナのゴールで同点、さらに5分後には後藤優介のダイビングヘッドで逆転、そのまた5分後には河井陽介のコーナーキックからオウンゴールが決まりダメ押しの3点目が決まった。エスパルスとしては、このような試合をそれ以降見せることができていない。あの試合のような展開に期待したいところだ。
一方の鹿島は、エスパルスに敗れてからも調子が上がらす、ついに第9節札幌戦で引き分けるとザーゴ監督は解任。翌節から相馬直樹監督が指揮を取り、リーグ4連勝を含む公式戦10戦負け無しなど調子を上げている。
前節は、エスパルスと同じく日曜日に川崎Fと対戦した。19分にレアンドロ ダミアンに先制ゴールを許してしまうが、59分土居聖真のスルーパスに上田綺世が抜け出してGKと1対1に。しかしシュートを打つことができずチャンスをものにできなかったが、その2分後に再びチャンスが訪れる。荒木のスルーパスに再び上田が抜け出すと、今度はループシュートでネットを揺らす。VARの判定に持ち込まれるがゴールが認められて同点。試合はこのまま後半アディショナルタイムに突入するが、それは一瞬だった。長谷川竜也のクロスがファーに流れて小林悠が押し込んで決勝点。鹿島は劇的な展開で敗れてしまった。
鹿島もエスパルスと同じように終了間際のゴールで勝ち点を落としており、次の試合では、両チームとも終盤の守備には意識を払うことになるだろう。ただエスパルスとしては、その時間帯に失点をしたくないだけでなく、アウェイゴールを与えないということも大事になる。
このプレーオフステージは、エスパルスのホームアイスタから始まる。それはアドバンテージになることは間違いない。サポーターの前で先勝して、優位に立った状態で第2戦を迎えたい。
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