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【神戸戦プレビュー】~31年目のスタートは最高の結果で~

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クラブ創設30周年記念マッチは終わり、ここから31年目の戦いが始まることになる。


その前節は国立競技場にエスパルスのホームゲーム最多入場者数となる56,131人を集めるなど、夢のような雰囲気の中で試合を迎えた。10分に失点を喫してしまうが、その3分後にチアゴ サンタナの守備からショートカウンターで、最後は神谷優太がGKとの1対1を制して同点ゴールを叩き込む。前半終了間際に失点を許すも、後半開始直後に今度はサンタナのゴールで再び同点に追いついた。首位相手に必死に食らいつく姿勢を見せていたが、そこからの失点が痛かった。90分までに3点差をつけられる厳しい展開。しかし、そのままで終われないエスパルスは、ラストプレーで片山瑛一が執念のゴールを決めて試合を終えた。


「戦う姿勢を求めていきたい」。ゼ リカルド監督は試合後、その重要性を何度も話していたが、最後にその姿勢を見せられたことは、今後を考えた上でも重要になるだろう。それは昨季終盤、土壇場で4連勝をして残留を勝ち取ったように、現在17位と苦しい状況に置かれているチームが、ここから這い上がっていくために最も必要なものだということは経験則としてもわかっていることだ。それを今節は最初から出していきたいところになる。


その今節の相手は18位の神戸。直接対決となる今節は、今季ここまでで最も大事な試合になることは言うまでもないだろう。神戸はエスパルスでも指揮を執ったロティーナ監督が第18節浦和戦を最後に契約解除となり、前節は吉田孝行監督の初陣だった。


浦和戦からGK、センターバック、そして1トップを入れ替えた鳥栖戦。前半はシュート1本となかなか攻撃ができず、40分すぎからはピンチの連続だったが、飯倉のファインセーブもあり0-0で折り返す。後半に入ってようやく神戸の攻撃の歯車が噛み合いだした。49分にアンドレス イニエスタのミドルシュート、54分にイニエスタの折り返しに汰木康也のシュート、さらに69分には山川哲史のクロスに橋本拳人がヒールで合わせるなど、徐々にゴールに迫ると、79分に山川のクロスにファーから武藤嘉紀が頭で合わせて先制ゴール。さらに後半アディショナルタイムに、再び武藤のゴールが決まって2-0で試合を終えた。


神戸は特にイニエスタを筆頭に攻撃陣にタレントが揃っており、この順位にいるとはいえ、油断できる相手ではない。また得点は17で、リーグワースト4位と不調だが、いつ爆発するとも知れない。まして、エスパルスは前節、今季最多の5失点を喫しており、より一層気を引き締めていかなければいけないところだろう。攻撃では順調に得点を重ねているが、「バランスを求めていく」と指揮官が話しているように、守備も揃えて試合を優位に進めたい。


神戸は前節3試合ぶりの勝利を挙げて、勝ち点を14に伸ばしている。エスパルスと3差に詰められ、得失点差は同じ-9。これが何を意味しているかというと、エスパルスが敗れると順位が入れ替わるということだ。ただ、この直接対決に勝利すれば、神戸を引き離すことにもなる。31年目の初戦は大一番。この6ポイントゲームを制して、好スタートを切りたい。


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2022 明治安田J1リーグ 第20節

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