『エスプラス』は「エスパルス」に様々な内容を「プラス」して学ぶキャリア教育授業。2011年度より静岡大学教育学部、静岡市との協働事業として実施しているエスパルスドリーム教室を2020年度よりブラッシュアップし、エスパルス+教科、エスパルス+キャリア教育(クラブスタッフ編、元サッカー選手編)、エスパルス+キャリア教育+企業といった授業をホームタウン静岡市にて展開しています。また、2021年度よりファミリータウン市町でも新たに実施しています。
11月2日(水) 富士宮市立芝富学校にて、同校6年生及び富士宮市立稲子小学校の4・5・6年生を対象に「地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~クラブスタッフ編~」の授業を実施し、エスパルスサッカースクールコーチ(富士エリアマネージャー)の萩原豊之が講師を務めました。
授業ではまず「エスパルスと地域との関わり」というテーマで、エスパルスの名前や選手についてのクイズや、エスパルスと富士宮市のつながりについても紹介しました。次に、サッカースクールの萩原コーチより、「エスパルスを支えるスタッフの仕事」や「仕事をする時に必要なチカラ」について説明しました。
萩原コーチから最初に、サッカースクールコーチの1日の生活の流れや仕事の内容について、実際に働いている場面の映像を見せながら話をしました。年齢や性別問わず、様々なカテゴリーの指導をしていることやプログラミング学習やクリスマスイベントなどサッカー以外の活動も積極的に行っていると自身の仕事についての説明をすると、子どもたちは真剣な表情で話に耳を傾けてメモを取っていました。エスパルスサッカースクールの指導指針『楽しく・価値ある運動・健全育成』について、「どういう時にみんなは楽しいと感じる?」「価値ある運動ってどんな運動だと思う?」「健全育成ってどんな意味だろう?」と児童たちに意見を求めると、積極的に手を挙げて自分の考えを発表してくれました。
そして、仕事をする上で「4つの必要なチカラ」について、自分が萩原コーチの仕事をしていたらどれが特に必要だと思うかをみんなで考えました。どれも必要なチカラですが、萩原コーチは「進んで取り組む【主体性】が特に大切だと思います。4つのチカラはどれも大切なものですが、コーチという仕事をする中で何をするのにも自分から動くという姿勢はとても大切です。恥ずかしがってモジモジしていても何も始まらないので、自分から声を掛けたり、動いたりすることがとても大事なことだと思うので皆さんも進んで取り組むことを意識して学校生活を送ってほしいと思います。」とメッセージを送りました。
最後の質問コーナーでは、「コーチをしようと思ったきっかけは何ですか」「コーチをしていて良かったと思うことは何ですか。」など次々と質問が寄せられ、一つ一つ丁寧に子どもたちの疑問に答えて授業を締めくくりました。
富士市宮市立芝富小学校の6年生の皆様、富士宮市立稲子小学校4・5・6年生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。