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【岡山戦プレビュー】~J1昇格のライバルを倒して、まず1勝へ!~

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エスパルスは7年ぶりにJ2に戦いの場を移し、開幕戦をホームで迎えた。開始早々からチャンスを迎えるが、なかなかゴールを奪うことができない。前半の3バックから後半に4バックにチェンジしてゲームを支配することになったが、山原怜音の直接FKがクロスバーに直撃するなど、あと一歩のところで得点が奪えず0-0のスコアレスドローで終えた。


エスパルス勝利を予想する声も多かった。しかし、J2の中で圧倒的な戦力を揃えるも、それだけで勝てるほどJ2は甘くないということを「思い出した」かもしれない。というのも、エスパルスがクラブ史上初めてJ2で戦った2016年にも鄭大世、大前元紀、そして北川航也など前線にタレントを揃えていたが、開幕戦となった愛媛戦では0-0のドローでスタートしている。第2節長崎戦は3-0で初勝利を収めたが、続く松本戦にはドロー。第4節札幌戦では初黒星となり、5戦を終えて2勝2分1敗と序盤はなかなか勝ち点を積み上げることができなかった。


2016年の開幕戦と今季の開幕戦の結果が同じだから、今年も昇格できると言うつもりは毛頭ない。この年の結末としては9連勝という奇跡も重なったことで、3位の松本と勝ち点は並び、得失点差で昇格できた。今年もそれができるとは限らない。ディサロ燦シルヴァーノが、


「昇格するならスタートダッシュを上手く切れないと厳しいと思う。最初の5試合で4勝1分くらいで行きたい」


と話すように、リーグ序盤戦に良い位置に付けておきたいところだ。そのためにこの勝ち点1を教訓に、まずは1勝を挙げたい。


対する岡山は、開幕戦に磐田と対戦している。アウェイで行われたゲームだったが、今季千葉から岡山に期限付き移籍してきた櫻川ソロモンを中心に積極的に仕掛ける。その攻撃が実るのには時間がかからなかった。26分、河野諒祐のコーナーキックをファーで柳育崇が頭で落とすと、中央で櫻川が押し込んで先制。勢いに乗るとその5分後だった。ヨルディ バイスのロングボールを田中雄大が落として櫻川のシュート。これはポストに直撃も、相手ゴール付近でプレーが続き、坂本一彩がペナルティエリア内でフリーになりシュートを叩き込んでリードを広げる。


エンドが代わった後半は序盤から磐田に攻め込まれる時間が続いたが、54分に自陣でボールを奪った佐野航大が勢いを持ったドリブルで状況を打開。中央の坂本に渡し、マークを引き付けて右サイドに展開すると、櫻川がGKと1対1になりシュートを放つ。GKが何とかセーブもこぼれたボールを佐野が押し込んで3点目。一方的なリードを奪った。試合終盤には、磐田の期待の17歳、後藤啓介に2ゴールを決められたが、リードを守り抜いて開幕戦に勝利。岡山としては、貴重な勝ち点3を持ち帰り今季ホーム初戦になる。


ただ、前節で得点を決めた坂本、佐野は今節の出場はない。エスパルスからは菊地脩太も選ばれているAFC U20アジアカップウズベキスタン2023に出場するためチームを離れている。ここがチームとしてどのように影響するか。


岡山はエスパルスにとって馴染み深いチームだ。今季は河井陽介、チアゴ・アウベス、川谷凪(※契約の関係で出場できない)とエスパルスに所属していた選手が多く在籍している。監督は、11年にエスパルスでヘッドコーチも務めた木山隆之監督だ。昨季は、J2で3位に入りJ1参入プレーオフに進出。1回戦で山形に0-3で敗れたが、今季はエスパルスのライバルの1つになることは間違いないだろう。その意味では、ここで倒しておきたい相手になる。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第2節

2月26日(日)13:00キックオフ

清水エスパルスvsファジアーノ岡山

@シティライトスタジアム

<放送>

DAZN

NHK岡山

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