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【磐田戦プレビュー】~静岡三国決戦が幕を開ける~

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「静岡三国決戦」。今年から藤枝を加え、静岡県内での熱い戦いが始まることになる。その1試合目は、エスパルスと磐田の対決。「静岡ダービー」として長年ライバル争いを繰り広げてきた両チームの戦い。ここまでエスパルスが4戦4分。磐田は1勝1分2敗。ともに勝ち点4で並び、エスパルスが14位、磐田が15位と、未だリズムをつかめていない。


エスパルスは前節、ホームアイスタで大分と対戦した。序盤こそ、大分に攻められる場面もあったが無失点で切り抜けると、10分すぎからはほぼエスパルスがペースを握った。特に後半に入ってからは相手陣内で時間が進んだが、なかなかゴールを奪うことができず、最後までスコアは動かなかった。エスパルスはこれで4試合中、3試合がスコアレスドローという結果になっている。


一方磐田は、前節大宮と対戦。12分にはロングボールを杉本健勇が落とし、金子翔太からのリターンを受けてシュート。さらに30分には、今度は杉本のスルーパスを受けた金子がGKと1対1になるが、GK笠原昂史が立ちはだかった。前半アディショナルタイムには、松原后のクロスはクリアされるが、これをつないで最後は金子のシュート。これもGKにセーブされた。後半に入っても攻撃の手を緩めなかった磐田だが、90+2分に中川創が退場。これで雲行きが怪しくなると、90+4分だった。泉澤仁のクロスを、この試合が古巣対決となる袴田裕太郎がファーで落として、アンジェロッティが押し込んで大宮の劇的勝利となった。


磐田は再三のチャンスを、GKの攻守に阻まれたことが響いて痛い2敗目。だが、内容的に見ると攻撃陣の好調さを存分に見せつけていたと言えるだろう。その中心にいるのが、元エスパルスの2人だ。金子はトップ下に入って、この試合でチーム最多の4本のシュートを放っている。また、松原が左サイドから何度もクロスを放り込みチャンスを作っていた。松原は1試合平均のクロス数が4.8と、ここまでリーグ8位の本数を記録している。2人は開幕戦はともにベンチスタートだったが、松原は2節から、金子は3節から先発の座をつかんで、今まさにチームの攻撃のカギを握る存在になっている。エスパルスと対戦するというモチベーションも高い2人に警戒が必要だ。


両チームとも今季からJ2で戦うことになり、相手チームは100%以上で戦ってくる。そこで苦戦していることも多い。だが少なくとも、この試合に関しては関係がない。そもそも、この試合においては、これまでのチーム状況に関係なく、ただ相手を倒すという気持ちがどれだけ強いかによって決まることになる。


コロナ禍で声出し応援ができなかった昨年までのダービーとは違い、今年はサポーター同士の声援で、会場の空気は異様なものになるだろう。2018年の磐田戦は北川航也がわずか1分で先制ゴールを挙げて勢いを作り、5-1と大勝した。その時のように、早い時間帯の先制点が、スタジアム全体を巻き込む大きな流れを作ることになるだろう。ここまで苦しんできた攻撃が、ここで一気に爆発して、これまでの鬱憤を晴らしたい。エスパルスはこの大事な試合で1勝を挙げて、これまでの出遅れを取り戻す。


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2023 明治安田生命J2リーグ  第5節

3月18日(土)14:00キックオフ

清水エスパルスvsジュビロ磐田

@エコパスタジアム

<放送>

DAZN

静岡放送

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