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【浦和戦プレビュー】~9連戦のスタートは白星で~

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今季の公式戦6試合は負けなし。だが、勝利は1試合のみ。それがルヴァンカップ開幕戦の川崎F戦だ。試合は6分にカウンターから北爪健吾のクロスをオ セフンが頭で合わせて先制ゴールを上げると、その直後の7分にも西澤健太のクロスを白崎凌兵がスライディングで押し込んで追加点。電光石火の攻撃で序盤に2点のリードを奪った。後半は川崎Fに1点を返されるが、その直後に交代出場の選手がアクセントとなり中山克広のゴールが決まって3点目。PKから失点を喫したが逃げ切った。


この勝利により、リーグ戦にも好影響を及ぼしたことは間違いないだろう。未だにリーグ戦の勝利を手にすることはできていないが、特に攻撃面での連携はより進化している。リーグ前節も、狙った形からゴールが奪えているように、得点の感覚もつかみつつある。今回はアウェイとなるが、その手応えを持ったまま「勝てれば突破には近づくし、川崎Fの勝ちを無駄にしないようにしたい」と大久保択生が言うように、しっかりと得点を取りに行って勝ちに行きたい。


一方浦和は現在リーグ3連勝中で、ルヴァンカップでは湘南に引き分けている。そのアウェイの一戦は、序盤に湘南の勢いに後手に回ることがあった。7分にはGKから後ろで組み立てているところで奪われ、最後は中野嘉大がシュート。これは枠を外れて助かったが、その直後にアクシデント。15分に浦和デビューとなった髙橋利樹が負傷し小泉佳穂と交代。前半アディショナルタイムにも柴戸海が負傷により担架で運ばれ、後半から伊藤敦樹が入った。それでも、58分にはGKからパスを受けた伊藤が自陣からドリブルでボールを運び、最後は関根がシュートを放つが枠を外れる。さらに68分には右サイドを関根が持ち運び、そのままシュートを放つがGKにセーブされている。結局両チームとも得点を奪うことができずドロースタートとなった。


その浦和は、今節の試合の次は金曜日に第6節柏戦となる。つまり、日程的に余裕があるため、リーグ戦のメンバーを投入する可能性もある。上記のように、リーグ戦は3連勝中。そのカギを握っているのは、興梠慎三だろう。第1節、第2節はベンチスタート。しかし、第3節以降は先発出場を果たし、ゴールこそ奪えていないが前線でボールを収め続けた。さらにエスパルスにとっては厄介な存在だ。2022年は札幌に期限付き移籍していたが、今季興梠は浦和に復帰してきた。エスパルスに対しては無類の強さを見せており、ここまで公式戦13得点(うちルヴァンカップで1得点)を挙げている。ただ、2020年の第18節で浦和と対戦した試合からゴールを決めさせておらず、今回もそれを続けていきたい。


エスパルスにとっては、この試合を皮切りに9連戦という、稀に見る連戦が続くことになる。そのための準備をしているとはいえ、一部の選手だけではどうしようもない。チーム全体で、ここを乗り越えることになるだろう。誰が出ても、チームとしての戦いができるように。その真価が問われる連戦のスタートになる。


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2023 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ Bグループ 第2節

3月26日(日)15:00キックオフ

清水エスパルスvs浦和レッズ

@浦和駒場スタジアム

<放送>

TV放送:スカパー!

インターネット配信:SPOOX

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