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【群馬戦プレビュー】~一気に花開くことを期待して~

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エスパルスはリーグで勝てていない。ただ、負けてもいない。


ルヴァンカップ第2節浦和戦、アウェイで行われた試合は、序盤から相手のペースで進み、なかなかボールを保持できなかった。すると、38分に荻原拓也のピンポイントクロスからブライアン リンセンに合わせられ失点。後半も開始から危ない場面も作られたが、大久保択生のセーブもあって最少失点で耐えると、71分だった。北爪健吾の前向きのプレスでボールを奪い、ベンジャミン コロリがボールを受けて前を向く。左足で放たれた強烈なシュートがゴールに突き刺ささり同点に追いついた。その後も、決定機を何度も作ったが逆転するまでには至らずドロー。これでルヴァンカップグループステージは1勝1分でBグループ首位を守っている。


試合を終え、「このアウェイの地で彼らと戦うことは非常に難しいことで、それを考えると悪い結果ではない」とゼ リカルド監督は話した。リーグ戦からは先発全員を入れ替えた中で、相手はほぼリーグ戦のメンバーだった。その意味でもこの引き分けは価値あるものだろう。それを見ていたリーグ戦に先発していた選手たちは大きな刺激を受けたはずだ。次は彼らの番だ。現在は9連戦中で次が2試合目になるが、「総力戦で戦っていく」と指揮官が話しているように、より多くのメンバーでこの厳しい戦いを乗り越えていかなければいけない。そのためには、お互いが刺激を与えあって好循環を作り出していきたい。


対する群馬は、前節仙台と対戦している。その前の節で山形をホームで下しており、連勝をかけた戦いだった。試合は仙台がボールを握る展開になったが、群馬の特徴である全員が走り、全員が体を張るという粘り強さを見せていた。しかし、34分に松下佳貴にスルーパスを通され、右サイドから山田寛人の折り返しを郷家友太に押し込まれて先制を許す。しかし、後半に入ると徐々に自分たちのリズムを作り始めた群馬は、57分佐藤亮のクロスに内田達也が頭で合わせて同点。ところが、73分にコーナーキックから中央でフリーになったキム テヒョンに決められて勝ち越された。


群馬はリカルド監督が「相手の良さを消すことに長けている」と話すように、エスパルスにとって嫌なプレーをしてくることは間違いない。これまではゴール前をガチガチに固められた相手をなかなか崩すことができなかった。ただ、エスパルスとしてはリーグ前節でチアゴ サンタナが2得点を挙げるなど、攻撃陣も調子を上げてきている。今の勢いでそれも崩せるはずだ。


エスパルスは2016年に群馬と対戦している。ホームで行われた第15節のゲームでは、群馬に8-0と大勝。同じスコアになることは難しいかもしれない。しかし、その試合の前までは連敗と苦しい状況にあり、群馬戦の勝利から9試合負けなしで順位を上げていった。あの時と同じように、この試合の勝利が流れを大きく変えるはずだ。これまでなかなか結果は出ていないが、積み上げてきたものが徐々に内容には現れてきている。アイスタで今見頃を迎えている桜のように、一気に花開かせたい。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第6節

3月29日(水)19:00キックオフ

清水エスパルスvsザスパクサツ群馬

@IAIスタジアム日本平

<放送>

DAZN

エフエムしみず

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