NEWSニュース

【湘南戦プレビュー】~元気があれば~

©︎︎︎S-PULSE

4月3日、激震が走った。ゼ リカルド監督が契約解除となり、後任には秋葉忠宏コーチが就任することになった。リーグ7試合、ルヴァンカップ2試合、公式戦9試合での監督交代という早い段階での決断となった。秋葉監督は、


「リカルドさんが、今回こういう形で責任を取ることになったが、決してリカルドさんだけの責任ではないということは自分を含めてコーチングスタッフ、フロント、選手を含めて感じている。残された者が何をするのか。そこが大事だと思っている」


と話しているように、これはチーム全員の責任であり、一人一人が現状を変えようとしなければ何も変わらないだろう。


「ここで下を向いて立ち止まってしまうのか。ファイティングポーズを取らずに、このまましっぽを巻くのか。それとも、顔を上げて歯を食いしばって立ち上がって、もう一度歩みを止めずに突き進むのか」


秋葉態勢になってから準備をする時間は短かったが、まずは自分たちのサッカーを見つめ直し、そこに気持ちを注入する作業を行っている。秋葉監督は、今季の新体制発表会見の時に、こう挨拶をしていた。「元気があれば何でもできると思っている秋葉です」。チームが元気を取り戻し、停滞ムードを打破するような試合を見せていきたい。


湘南は今季ここまでのルヴァンカップは2分。前節は川崎Fと対戦した。両チームとも日程に余裕があったため、リーグ戦のメンバーを多く使うことになった。序盤に川崎Fのマルシーニョにサイドから突破を許すが、シュートは枠の外。そこから川崎Fの猛攻にあうが、逆に16分、湘南が前線からの守備でボールを奪うと、最後は阿部浩之がシュートを放つ。43分には舘幸希が小野瀬康介とのワンツーから強烈なミドルシュートを放つが、これはGKにセーブされた。後半に入っても熱い戦いが続く中、71分には大ピンチ。山根視来のクロスに、マルシーニョがディフェンスの裏で合わせたが、これは富居大樹が足で防いだ。お互いにチャンスを作っていたが、スコアが動くことはなく、スコアレスドローに終わった。


ただ、その後に行われたリーグ戦では攻撃陣が爆発。というより、町野修斗が大暴れした。序盤こそG大阪にポスト直撃のシュートを打たれるなど、危ない場面も見られたが、21分にロングボールからGKのミスを逃さずゴールに押し込んで1点目を決めると、38分にはカウンターからクロスのこぼれを流し込んで2点目。さらにその2分後にはフリーキックの流れたボールをコントロールし、技ありシュートを決めてハットトリックを達成。そのさらに2分後にも、クロスに合わせて4点目。後半に1点を返されたが、町野のゴールによる貯金は大きく、そのまま逃げ切っている。


今季の湘南は、このように1度火が付いたら止められないほどの攻撃力を持っており、開幕戦でも鳥栖を5-1で下している。このときは、大橋祐紀がハットトリックを達成している。ルヴァンカップは2試合で未だ無得点だが、きっかけを与えないようにしていきたい。


ルヴァンカップグループステージBグループは、エスパルスが勝ち点4で首位。湘南は勝ち点2で2位タイとなっており、いわゆる6ポイントゲームとなる。勝てば、グループステージ突破へ大きな1歩になり、またチームもムードも上向くはずだ。


 エスパルス公式アプリ「S-PULSE APP」では、試合前日コメントを公開!!

**********

2023 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ Bグループ 第3節

4月5日(水)19:00キックオフ

清水エスパルスvs湘南ベルマーレ

@レモンガススタジアム平塚

<放送>

TV放送:スカパー!

インターネット配信:SPOOX

**********

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース