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【仙台戦プレビュー】~ここがターニングポイントになる~

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前節東京V戦の試合終了後に行われた「勝ちロコ」は、いつまでも続いて欲しいと思うほど熱いものだった。ルヴァンカップ川崎F戦のあとにも行っていたが、その次の試合で勝利することができなかった。「勝ちロコ」を期待したサポーターにしてみれば、その落差は辛いものだ。「勝ちロコ」は1回きりのものではない。ホームゲームでは毎試合、恒例としていかなければいけないものだ。その意味でも、今節はターニングポイントになる。


前節は劇的な展開になった。6分、東京Vのショートコーナーから、クロスのこぼれを林尚輝に決められてしまう。だが、それ以降はほとんどエスパルスが主導権を握る展開。しかし、決定機を作っても、東京Vのゴール前の粘りでゴールを守られてしまう。それでも、前半アディショナルタイムだった。乾貴士のスルーパスに中山克広が溜めて、右サイドにボールを出すと、後ろから駆け上がってきた北爪健吾が右足で押し込んで同点ゴール。後半はお互いに潰しあいの展開になったが90分、交代出場の神谷優太のコーナーキックから、同じく交代出場のオ セフンが頭で合わせて、ついに逆転。試合終了の笛が鳴るまで集中した選手たちは、最後までリードを守りきった。


エスパルスは今季リーグ初勝利。試合後のロッカーの様子をYouTubeで見た方も多いだろう。秋葉忠宏監督の雄叫び、そして選手たちの嬉しそうな表情。これが、勢いになることは間違いない。


一方仙台は、前節エスパルスを倒して4連勝と波に乗る甲府と対戦した。前半から積極的に攻撃を仕掛ける仙台は、25分にエヴェルトンが中盤でボールを受け左サイドに展開。秋山陽介のクロスを中島元彦が合わせて先制。さらに、前半アディショナルタイムには中島のスルーパスに山田寛人が抜け出して、ゴールに流し込んで追加点。51分にもCKからファーの中島が折り返し、中央で郷家友太が押し込んで3点目。終わってみればシュート数は前半で11本、後半も10本を放ち、計21本と圧倒的に攻めまくった。守っても最後まで0で抑えて完封勝利となった。


仙台は連敗していた中で、この試合にメンバーを4人変更している。先発メンバー11人中7人が新加入、期限付き移籍、期限付き移籍から復帰した選手だった。仙台は、昨季7位でプレーオフ進出を勝ち点1差で逃したが、そこから大型補強を行い、メンバーがガラッと変化している。合わせるのには時間がかかっていたが、秋葉監督が「仙台は甲府戦で光明を見つけた」と話しているように、ここから本領を発揮してくるだろう。


それでも、エスパルスは今節もホームで戦える。逆に仙台はアウェイ2連戦だ。コンディション調整がしやすいことに加え、何より勝利を信じるサポーターの力が大きな後押しになるだろう。前節試合後、秋葉監督が「この空気感。ホームの利を生かして、みんなでJ1に行くんだと全員を巻き込んで連勝ができるようにしたい」と話していたように、スタジアムが一体となって今季初の連勝を目指す。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第9節

4月12日(水)19:00キックオフ

清水エスパルスvsベガルタ仙台

@IAIスタジアム日本平

<放送>

DAZN

エフエムしみず

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