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【山口戦プレビュー】~常にゴールを狙い続けて~

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リーグは早くも10試合目を迎える。ここまで試合数と同じ勝ち点9しか稼げてない。このペースで進むと勝ち点は42になり、それは昨季で言うと20位に相当する。ここから急激にペースを上げていかなければいけないことは明白だ。よって、この試合はアウェイゲームとなるが、勝ち点3を獲得しなければならない。


ただ、秋葉忠宏監督が就任してからの2試合は、ここから巻き返す勢いを感じさせるものがある。第8節東京V戦は、試合序盤に1点を奪われる苦しい試合だったが、前半アディショナルタイムに北爪健吾の同点ゴールが決まり、さらに終了間際のオ セフンのゴールが決勝点に。今季リーグ初勝利を、しかも劇的な逆転勝利で飾った。中3日で迎えた前節仙台戦は、吉田豊の絶妙なスルーパスから白崎凌兵が技ありゴールを決めて、今季初の先制点を奪う。相手の一本のチャンスを決められてドローに終わったが、選手たちの戦う姿勢はこれまで以上に出ていた。これからの戦いに希望は出てきたと言えるだろう。


だが、エスパルスがここまで苦戦を強いられている理由の一つは、シュートが決まらないことだ。それは、開幕当初から続いている課題でもある。前節もチャンスを決めていれば、大量得点もあり得た。その克服に向けて、トレーニングではシュート練習を増やしている。秋葉監督が「超攻撃的、超アグレッシブ」を掲げるサッカーの、その到達点は「5点、6点、7点、取れるチーム」になることだ。決定力は短期間で向上するものではないが、少なくとも今節には練習の成果の一端でも見せたい。というのも、今節対戦する山口は、これまでリーグワーストタイの16失点を喫しているからだ。エスパルスの攻撃陣の真価が問われることになる。


その山口は前節、大分と対戦した。前半から大分に主導権を握られるも、何とか相手の決定力に助けられていたが、44分にフリーキックからペレイラに決められて先制点を許してしまう。さらに、その3分後にはGKからの組み立てから最後はディフェンスと入れ替わって抜け出した藤本一輝に決められて痛い追加点。後半に入っても、大分に何度も決定機を作られるが何とか耐えると、山口にペースが回ってくる。72分、ボールを素早く動かし、奪われてもセカンドボールを拾い続け、左サイドの矢島慎也からのクロスに池上丈二が合わせて1点差。反撃ムードが高まったところだったが、その4分に野村に豪快に決められてしまいリードを再び広げられ完敗となった。


山口はここまで3失点が3試合、第5節金沢戦では5失点となっている。守備に課題があることは間違いない。エスパルスとしては、どれだけ得点を奪うことができるか。「1-0で勝とうとは思っていない」と指揮官が言うように、この試合では常にゴールを狙い続ける姿勢を見せたい。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第10節

4月16日(日)14:00キックオフ

清水エスパルスvsレノファ山口FC

@維新みらいふスタジアム

<放送>

DAZN

山口朝日放送

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