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【大宮戦プレビュー】~9連戦の最後を締める~

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直近のルヴァンカップ グループステージ第4節川崎F戦は、ユース4選手を含む16人の選手で臨み0-6の大敗。「負けるのが大嫌い」という秋葉忠宏監督のもと、この試合ではその分まで取り返しにいく。


ただ、リーグ戦では全く逆のスコアだった。アウェイ山口戦は、15分に神谷優太のフリーキックから井林章が頭で押し込んで先制。その4分後にはオ セフンが相手のパスをカットし、すぐさまスルーパス。北川航也が走り込んで追加点を挙げた。後半に入ると、10分後に雷雨で43分間の中断。試合が再開され、65分に今度は神谷のコーナーキックから井林というホットラインで3点目を挙げた。その後、2度目の雷雨中断。その再開直後だった。右サイド中山克広のクロスからディサロ燦シルヴァーノがワントラップからボレーで決めて4点目。その後、85分には交代出場のカルリーニョス ジュニオとチアゴ サンタナのコンビで5点目、最後は中山が右サイドから抜け出して、そのまま豪快に6点目を決めて大勝した。


勝利はもちろんだが、この6点を追加し、エスパルスは10試合目にして今季初めて得失点差をプラスにすることができた。勝ち点3以上の価値がある勝利となった。


対する大宮は、前節秋田と対戦。これまで9得点中セットプレーで4得点を奪っている大宮は24分にボックス手前の位置からフリーキックで高柳郁弥が直接狙うが、これはGKがセーブ。すると36分だった。センターバックから組み立て、右サイドにボールを入れると、岡庭愁人のクロスに富山貴光がニアで合わせ、ふわりとしたボールがファーサイドに決まって大宮が先制に成功する。ところが後半に入ると、風上に立った秋田が反撃に出る。61分、水谷拓磨のコーナーキックが大きく変化しディフェンスに当たってオウンゴール。同点にされてしまうと、84分には右サイドを崩され、中央で受けた諸岡裕人に豪快に決められて逆転負け。今季は開幕から「負け」「勝ち」を交互に繰り返していたが、第9節群馬戦で初めてホームで敗れると、このゲームの敗戦と合わせて連敗になってしまった。


エスパルスと大宮は、勝ち点12で並んでいる。ただ、大宮が4勝しているのに対し、エスパルスは2勝。エスパルスは引き分けで積み重ねた勝ち点でその差を埋め、また前節の6得点があって、大宮を順位で上回っている。ただ、直接対決であることには変わりはない。今は1つでも上の順位まで上げなければいけないため、アウェイであったとしても勝ちにいかなければいけない。


そこで大事になるのはセットプレーだろう。エスパルスは、第8節の東京V戦からセットプレーで3試合で3得点ゴールを決めている。そのキッカーは全て神谷だ。今季、セットプレーからなかなかゴールを奪えていなかったが、監督交代後から得点が増えているのは彼のキックがあったからだろう。「セットプレーで点を取るのはすごく楽だし、ゲームの流れも変わる。自分の武器なので、そこを出していかなければいけないと思う」と本人も意気込んでいる。大宮はセットプレーの失点を0で続けていたが、前節初めて失点した、今が狙い目なのかもしれない。


長かった9連戦も、この試合で最後になる。心身ともに最もキツい状況だが、最後の一踏ん張りで、この試合で全て出しきり今季初の連勝を。そして、その後の2日間のオフを良い形で迎えられるようにしたい。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第11節

4月22日(土)14:00キックオフ

清水エスパルスvs大宮アルディージャ

@NACK5スタジアム大宮

<放送>

DAZN

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