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【徳島戦プレビュー】~7年ぶりの4連勝に向けて~

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秋葉忠宏監督が就任してから、リーグ5試合が終わった。4勝1分と未だ負けがなく、さらにこの期間だけで得失点差を-3から+9まで回復している。一時期の不調は完全に脱し、あとは勝ち点3を順調に積み重ねていくだけになっている。


前節はホーム栃木戦だった。前半は、秋葉監督が「パーフェクトに近いくらい大人のサッカーを見せてくれた」というように全く死角がなかった。テンポの速いパス回し、ボールを失ってもすぐに取り返す。その中で、39分にホナウドのクロスに乾貴士がワントラップからゴールに叩き込んで先制。さらに44分には、鈴木義宜のロングボール一発で抜け出した北爪健吾が上手くゴールに流し込んで追加点を挙げた。だが2点リードで迎えた後半は、相手と互角の戦いになってしまう。相手ゴールに迫ることができず得点を追加できないまま終了。3点目、4点目が奪えなかったのは課題として残った。ただそれでも、「取れないのであれば取らせない」と指揮官が話していたように、チーム全体の守備意識の高さで相手に決定的なチャンスを与えることなく、3試合連続完封となった。


まずは3連戦の1つ目を勝利で飾った。今節の相手は徳島となる。徳島は前節アウェイで磐田と対戦した。試合開始早々の2分に右コーナーキックを獲得。ルイズミ ケサダのインスイングのボールに、ニアで森海渡が頭で合わせて先制に成功。第8節千葉戦に続いて2度目の先制点となった。ただ、その千葉戦ではその後、相手に2点を奪われて最後に何とか追いつくという試合展開だった。しかし、この試合は違った。20分、玄理吾のパスを左サイドで受けた柿谷曜一朗がディフェンスを一人かわし、中に切り込んでシュート。これが貴重な追加点になった。53分にはコーナーキックのこぼれ球を松原后に決められたが、60分には前線での守備がハマり、ゴール前で柿谷がパスミスを拾うと、そのままゴールに決めて3点目。86分に再びコーナーキックの流れから決められるも、そのまま逃げ切った。J2で2位の得点力を誇る磐田に対して打ち合いを制した徳島が、リーグ12戦目にして初めての白星となった。


戦力が整いながらも開幕から苦しみ続け、ようやく挙げた初勝利。これで勢いに乗ってくることは間違いないだろう。さらに、チームトップの3点目となったエース柿谷の実力は言わずもがな。昨季まで名古屋でチームメイトだった吉田豊は、「個人の能力でゲームを変えられる力を持っているので、十分注意しなければいけない」と話している。さらに、昨季はルヴァンカップでエスパルスはJ1チームとしてJ2の徳島と対戦し、ホームでは1-1だったが、アウェイでは1-4の完敗。21年のリーグ戦でも、ホームで0-3、アウェイで2-2と、この2年間勝てていない。簡単な相手ではないことは明らかだ。


エスパルスの前に立ちはだかった壁。だが、ここで勝利すれば、2016年以来、7年ぶりの4連勝となる。そうなれば、より大きな勢いになることは間違いない。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第13節

5月3日(水)14:00キックオフ

清水エスパルスvs徳島ヴォルティス

@鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム

<放送>

DAZN

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