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【長崎戦プレビュー】~梅雨空の中でもスッキリとした試合を~

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長崎との前回対戦は3月4日第3節だった。試合は39分にカウンターから鍬先祐弥に先制ゴールを決められてしまう。後半も得点がなくリードを許したまま90分を経過。ここでビッグプレーが飛び出す。山原怜音がゴール前にボールを入れると、ディサロ燦シルヴァーノはワントラップから反転し右足ボレー。ボールは急激に落ちてゴール右隅に吸い込まれるようにして入るスーパーゴール。エスパルスは劇的展開でドローとなった。


エスパルスにとっても、長崎にとっても今季初ゴールを記録したその試合から約4ヶ月。その時点で両チームとも1勝もできていなかったが、現在は両チームとも順位を上げている。長崎は5連勝などもあり現在の順位は4位。エスパルスはプレーオフ圏内一歩手前の7位になっている。また得点もエスパルスはリーグ最多の40得点、長崎は35得点で3位につけている。


エスパルスは前節秋田と対戦した。分厚い守備が持ち味の秋田に対して、前半はなかなか自分たちの攻撃が機能しない。枠内シュートはわずか1本。ただ、相手のシュートも1本に抑えていたが後半の開始直後だった。ロングスローの流れからセカンドボールを拾われると、ゴール前の守備が甘くなったところを齋藤恵太に決められてしまう。それでも失点からエスパルスは盛り返し、ほぼ相手陣内でプレー。ゴール前の惜しいチャンスを何度も作ったが、相手の粘りの守備にあって6試合ぶりの無得点。0-1で敗れ、秋葉忠宏監督が就任してから続いていたホーム無敗記録も途絶えることになった。


長崎は対照的な試合を行っている。長崎は水曜日の試合がなかったため、直近の試合は24日に行われた第22節金沢戦。13分にフアンマ デルガドのPKで先制。28分には櫛引一紀が都倉賢のクロスに対して戻りながらヘディングで合わせて追加点を挙げた。後半は序盤に失点するが、その直後のプレーが勝負を分けた。長崎が相手陣内に押し込み、奪われても前向きの守備で次々と追い詰める。ボールを奪い返すと素早い展開で笠柳翼にボールが渡る。ワンタッチで狙ったシュートがゴール右隅に収まって再び2点差に。その後フリーキックからフアンマがヘディングで叩き込み、さらに83分にも前線からの守備でボールを奪いクリスティアーノがゴールに流し込んで5点目。金沢を相手に5-1で圧勝している。


エスパルスがこの試合に求められるのは「やはり0点では勝ち点3は転がってこない」と秋葉監督が前節試合後に話していたように得点だ。それも1点ではなく、2点、3点と複数得点が必要になる。ここ数試合は同じ課題を抱えているように簡単なことではない。ただ「1つのゴールや1つの勝利で変わる」と試合前日の練習で選手たちに話しているように、一歩踏み出すことができれば景色は一変するだろう。


前節もシュート18本を放ちながら無得点。ホームのサポーターに悔しい思いをさせてしまい、選手たちは「今度こそ」とより強い気持ちを持って戦う。前節の分もゴールを奪ってスッキリとした試合を見せることが求められる。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第23節

7月1日(土)18:00キックオフ

清水エスパルスvsV・ファーレン長崎

@IAIスタジアム日本平

<放送>

DAZN

エフエムしみず

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