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【徳島戦プレビュー】~勝負の残り10試合に突入~

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前節の試合前日、磐田が千葉に敗れて、エスパルスが勝利すれば自動昇格圏の2位に浮上するはずだった。しかし、アウェイ秋田戦は苦戦した。前半からロングボールを蹴ってくる秋田の圧力に押されてしまい、ボールをなかなか前に運ぶことができない。すると、後半始まったばかりだった。相手のコーナーキックからオウンゴール。それでも、システムを変更して3バックにすると試合はエスパルスのペースに持ち込むことになり、73分に山原怜音のコーナーキックから、中央でカルリーニョス ジュニオが合わせて同点。ただ、そこからあと1点を奪うことができずドローに終わった。秋葉忠宏監督は、「全員が望んだ結果でなかったが、最低の結果ではなかった」と前を向く。


町田戦を含め、ロングボールを放り込んでくるチームが2試合続いていたこともあり、「自分たちが間延びさせられていた」と秋葉忠宏監督は今週、距離感の確認などを行っている。自分たちのサッカーを取り戻して今節に臨む。


一方徳島は前節の試合4日前に、監督の交代に踏み切った。17年から20年はリカルド ロドリゲス監督、21年から22年はダニエル ポヤトス監督、そして今季はスタートからベニャート ラバイン監督とスペイン人監督路線が続いていたが、後任は柏、新潟、甲府などで指揮を執っていた吉田達磨監督。


吉田監督は、前節から大きく先発メンバーを代えない中で今節を迎えた。その中で代わったのは今夏、湘南から期限付き移籍で獲得してきた永木亮太、そして右サイドハーフの棚橋尭士。試合はいきなり徳島がチャンスを作る。元日本代表の柿谷曜一朗が、森海渡とのワンツーで抜け出してシュートもGKの正面。さらに29分には、森海渡が中盤でボールを受けると、ディフェンスに囲まれながらも強引にボールを運びシュートを放った。惜しいチャンスを何度も作ると39分だった。永木のスルーパスに、右サイドでボールを受けた棚橋がクロス。ファーで西谷和希がワンタッチから左足を振り抜くと、ボールはクロスバーに直撃してゴールに収まった。後半は金沢に押し込まれる場面もあったが耐え抜いて徳島は2試合連続完封勝利。第30節終了時点では21位だった順位も、現在は17位まで上げている。


徳島は34得点と得点数はリーグ17位となっているが、1トップの森海渡がリーグ5位タイの12得点を挙げている。またトップ下には柿谷が君臨。そして、右サイドバックには元エスパルスのエウシーニョがいる。永木も含めて、リーグ屈指の選手たちが噛み合った時の破壊力は警戒しなければいけない。エスパルスと同様、ボールを握りたいチームということもあり、まずは主導権争いを制していきたい。


徳島との対戦は、ここまで公式戦5試合勝利がない。最後に勝利したのは、16年J2の最終節だった。伝説の9連勝の最後を飾った試合だ。残り10試合、16年を超える10連勝を目指して、今度はこの徳島戦がスタートになる。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第33節

9月3日(日)18:00キックオフ

清水エスパルスvs徳島ヴォルティス

@IAIスタジアム日本平

<放送>

DAZN

エフエムしみず

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