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【金沢戦プレビュー】~先制点、追加点、そしてダメ押し点。前節のような戦いを見せる~

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第7節終了時点で勝ち点は5、順位は19位だった。それが現在では勝ち点は60に到達し、3位まで上がってきている。この勝ち点60は、2016年の第34節終了時点の勝ち点と全く同じ。そして秋葉忠宏監督が「ここから全部勝てば自動昇格できる」と言い続けているように、最後まで勝ち続けると前節の勝利と合わせて9連勝になる。2016年の再現に向けてエスパルスは走り始めたところだ。


前節のホーム山形戦は試合を前半で決めた。15分、エスパルスは相手陣内でボールを握りゆっくりと動かしていたが、白崎凌兵がゴール前のスペースにボールを転がすと、チアゴ サンタナが左足を振り抜いてネットを揺らし先制に成功。さらに30分、2試合の出場停止が明けて戻ってきた乾貴士が高い位置でボールを奪い返し、そのまま岸本武流にやさしいラストパス。これを岸本が上手くゴールに流し込んで追加点。さらに45分には山原怜音のフリーキックから中央で高橋祐治が合わせて3点目を挙げて相手を圧倒。後半は得点こそなかったが余裕を持った戦いを見せ山形の攻撃をシャットアウト。結果3-0の快勝となった。


3試合ぶりの勝利、そして岸本、高橋の移籍後初ゴール。これが勢いにならないはずがない。上記のように9連勝に向けて最高の形でスタートを切ることになった。


一方の金沢は前節水戸と対戦。試合は序盤から苦しい戦いになった。3分、右サイドを崩されクロスをブワニカ啓太に合わされるが、これは何とかGK白井裕人がセーブ。それでも、そこから水戸の怒涛の攻撃を受ける。すると11分だった。水戸の右サイド鵜木郁哉のクロスがゴール前でこぼれると、このボールを安藤瑞季に押し込まれて先制点を許してしまった。さらに33分、水戸のカウンターから最後はクロスを安藤が滑り込みながら合わせて2失点目を喫する。前半終了間際の44分には、武田英寿のコーナーキックからニアで安藤が合わせ、これでハットトリックを達成。結局、後半スコアは動かず金沢は0-3で敗れて3連敗。3試合連続無得点となった。


奇しくもスコア、得点時間、得点シーンなど、前節エスパルスが山形を倒した試合と同じような展開だった。ただ違ったのは、金沢は後半に反撃を見せたところだ。前半1本だったシュートも後半は9本放ち、逆に水戸のシュートを後半は0に抑えた。特に64分には加藤大樹が前線でボールを奪い返し、木村勇大がGKと1対1の場面を作るなど、最後の最後まで諦めない姿勢を見せている。


金沢は現在自動降格圏の21位。ホームに戻り、相手がエスパルスとなれば死にものぐるいで戦ってくるだろう。それを受ける形になってしまうと試合を難しくしてしまう。そうなれば、やはり大事になるのは序盤の戦い方になる。エスパルスは前節のように先制点を奪い、そこから追加点、ダメ押し点と、早い時間にリードを広げていきたい。過去、金沢とはリーグでは全て3点差で勝利している。今回も同じような戦い方を見せ、連勝でホームに戻ってくる。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第35節

9月17日(日)18:00キックオフ

清水エスパルスvsツエーゲン金沢

@石川県西部緑地公園陸上競技場

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