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【甲府戦プレビュー】~6年ぶりの富士山ダービーでクラブ記録を作る~

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IAIスタジアム日本平で6年ぶりに行われる富士山ダービー。6年前、つまり2017年は甲府に対して2戦2勝だったが、今季はアウェイで甲府に0-1で敗れた。7節にして未勝利で、すでに2敗目。試合後ゼ リカルド監督が契約解除となり秋葉忠宏監督が指揮を執ることになった。アウェイの甲府戦は今季のエスパルスにとっては忘れられない試合になった。


秋葉監督が就任してリーグ28試合目となった前節金沢戦。8分に早くも先制点が決まる。岸本武流が前線からのプレスで相手センターバックからボールを奪い、こぼれ球をカルリーニョス ジュニオが押し込んだ。さらに35分にはショートコーナーからボールをつないで白崎凌兵のクロスからオウンゴールを誘発。後半に入ってさらに主導権を握り、69分にチアゴ サンタナが左足を振り抜き3点目を決める。その後も危なげなく試合を進めて2試合連続の3-0で快勝となった。


新体制となってからの成績は17勝7分4敗。前回の甲府戦終了時点では19位だった順位も、前節の勝利で磐田を抜いて2位まで上げてきた。今季初めてJ1自動昇格圏に突入。だが「2位になったが、まだまだ追う立場。町田をひっくり返すというメンタリティを持って、そこに意識を向けさせている」と指揮官が話すように、むしろここからは優勝に向けての戦い。今節がそのスタートになる。


一方、甲府は過密日程の中で今節を迎える。先週金曜日に行われたのは東京V戦だった。試合は32分に劣勢だった甲府が先制する。右サイドからボールを受けた宮崎純真がボックス内で切り返して相手ディフェンスを抜き去りシュート。これがニアに決まった。それでも4位の東京Vが意地を見せる。52分に最終ラインの谷口栄斗の1本の縦パスで崩され、さらに新井悠太のスルーパスを受けた染野唯月がゴールに流し込んで同点。先制から試合を優位に進められなかった甲府は勝ち点1に終わった。


水曜日に行われたのは、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)グループステージの初戦。甲府はアウェイのメルボルンシティ戦に臨んだ。先発11人をリーグ戦から入れ替えて臨んだ試合は下馬評を覆し序盤から甲府が再三チャンスを作る。14分には松本孝平がGKと1対1のチャンス、28分には関口 正大のミドルシュート、38分には佐藤 和弘の直接FKと、決定機が何度もあったがGKやポストに阻まれて得点することができなかった。後半に入るとリーグ戦のメンバーを次々と投入したものの、やはりネットを揺らすことができず試合はドロー。悔しい中にもアジアデビュー戦で勝ち点1を取って帰国することになった。


甲府は現在リーグではプレーオフ圏の一歩手前となる7位。第18節終了後には3位まで浮上したが、この10試合は2勝3分5敗と苦しんでいる。ただ、この富士山ダービーということに加え、指揮を執るのが18年から昨季まで監督、コーチとしてエスパルスで戦った篠田善之監督ということもあり、今節に向けて特別な気持ちを持って臨んでくることだろう。


エスパルスとしては、そこを跳ね除け自分たちのサッカーを貫くことが求められる。現在13試合負けなしのクラブ記録に並んでおり、この試合で勝利してクラブ新記録を作ること。そして町田に一歩でも近づきたい。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第36節

9月24日(日)13:00キックオフ

清水エスパルスvsヴァンフォーレ甲府

@IAIスタジアム日本平

<放送>

DAZN

静岡放送

エフエムしみず

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