私が初めてサッカーを観たのはテレビでした。小学校3年生くらいだったと思います。
三菱ダイヤモンドサッカーという番組を、S B Sテレビがワールドサッカーというタイトルに変更して、土曜日のおそらく朝6時くらいから放送していました。イングランドリーグ(現プレミアリーグ)やブンデスリーガが主な対象で1試合を前半、後半と2週にわたって扱っていました。
ナイターの試合も多く、当時の私は放送時間が早朝なこともあり、「衛生生中継」だと思っていました。そして「後半はまた来週〜」という金子アナウンサーの言葉から「大人の試合って2週間でやるんだ!45分だもんな!長いしなあ」とすごい勘違いをしておりました。
また、ディフェンスラインでゆっくりボールを回しているプレーを観て、「えー!歩いてる!」と自分たちとの違いに衝撃を受けたことも忘れません。
そんな思いをさせるほど、とにかくサッカーに対する情報が少なかった時代でした。
つい先日、トップチームの西澤選手、山原選手がS D F清水を訪れてくれました。キッズ(幼児)クラス、スペシャルチャイルドクラス(1、2年生)、ガールズクラスの子どもたちは両選手との交流に大喜びでした。X(旧Twitter)でご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、二人とも流石フリーキックの名手!子どもたちを壁にしてのキックでは見事に直接ゴールを決め、ものすごい盛り上がりでした!
目の前にプロフェッショナルの選手がいる。一緒にプレーができる。試合を観にいくことができる。
そして何よりも同じエンブレムをつけて同じクラブに所属している。
自分が子どものころには考えられなかったことができている子どもたちが、おじさんのマツコーチは羨ましくて仕方がないのです。そんな素晴らしい環境であるエスパルスを子どもたちには存分に味わってほしいと思います。