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【磐田戦プレビュー】~最後は全力の「勝ちロコ」で~

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数々のスタジアムで最多入場者数を記録してきたエスパルスサポーターが、今度はアイスタに大集結する。残り5試合となったJ2リーグで最も注目されるカードはこの試合で間違いない。エスパルスと磐田の「静岡三国決戦」。チケットは即完売、今季最多の入場者数を記録することは確実だ。


お互いの状況がこの試合の価値をさらに高める。


エスパルスは前節藤枝との一戦に臨んだ。前半はお互いにチャンスを作るがゴール前までには至らない。試合が動いたのは後半が始まってすぐだった。54分エスパルスは自陣でボールを失うと、カウンターを受け矢村健がミドルシュート。これがゴールに決まってエスパルスは先制を許してしまう。さらに70分だった。GKへのバックパスを奪われてしまい、横山暁之のループシュートを決められて2点目。エスパルスは終盤にチアゴ サンタナ、オ セフンの2トップにして前線に高さを加えたが、「ベンチの意図と中でプレーしている選手の意図が合っていなかった」と秋葉忠宏監督が振り返るように、クロスが入ることもなく試合はそのまま終了。エスパルスは藤枝に対してリーグでは初黒星となってしまった。その結果、エスパルスは磐田に抜かれて3位に後退。今節は自動昇格圏の座を取り戻す試合になる。


実に15試合ぶりの敗戦、5試合ぶりの失点、2試合連続の無得点。エスパルスにとって嫌な流れとなっているが、それを一気にひっくり返すチャンスが今節になる。「これまでの勝ち点差、順位、チームの状況は全て関係ない」と育成組織出身の北川航也が話すように、サポーターも含めたお互いの意地と意地のぶつかりあい。この試合に勝ったほうが強い。エスパルスの強さを証明するプライドをかけた戦いになる。


一方の磐田は前節長崎と対戦した。序盤からペースを掴んだ磐田は34分、鈴木雄斗のロングボールに裏に抜け出した山田大記がボレー。これがGKの頭上を超えてゴールに収まる。さらにその1分後、今度はジャーメイン良が抜け出してシュートを放つも今度はポストに直撃。さらに65分にもドゥドゥのシュートがポスト直撃と、なかなか追加点を奪うことができなかったが、最後まで1点を守り抜いた磐田が3試合ぶりの勝利。2位に浮上した。


エスパルスの総得点は64、磐田は63とほぼ互角ながら、総失点ではエスパルスの29に対して41とかなり多い。そのため守備にも重心を置くことになると予想されるが、ジャーメインなどスピードのあるFWなどカウンターに迫力がある。またセットプレーからの得点が3分の1以上あるため、たとえエスパルスがボールを握る時間が増えたとしても一瞬たりとも油断することはできない。上記のようにエスパルス攻撃陣は2試合連続で得点を奪うことができないが、最初のゴールが決まれば「ケチャドバ」ではないが次々とゴールを奪う予感もある。何より早めの先制ゴールで試合を優位に進めたい。


「この試合はただの1試合ではない」と監督、選手が口々に話すように、ここで勝つことがどれだけチームに力をもたらすかは、これまで実際に何度も経験してきたことだ。練習から「サポーターと『勝ちロコ』をするイメージを持ちながらやろう」と、今週1週間は準備をしてきた。試合後は全力の「勝ちロコ」で喜び合い、昇格に向けて勢いを加速させていく。


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2023 明治安田生命J2リーグ 第38節

10月7日(土)14:00キックオフ

清水エスパルスvsジュビロ磐田

@IAIスタジアム日本平

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