NEWSニュース

【イベントレポート】9月24日(日)ヴァンフォーレ甲府戦「Orange Heart Project ~ノーマライゼーション社会の実現へ オレンジの鼓動をつなげよう~」を開催

9/24(日)IAIスタジアム日本平にて、こころの病と向き合う方を対象とした『Orange Heart Project ~ノーマライゼーション社会の実現へ オレンジの鼓動をつなげよう~』を開催しました。


『Orange Heart Project』は、様々な事情から“こころの病”と向き合う方々を、医薬品だけではなくスポーツの力でもサポートすることにより、就労支援、社会復帰を始めとするノーマライゼーション社会を実現したいというヤンセンファーマ株式会社の想いから、同社が展開するHeart Projectの一環として2021年5月よりスタートし、今回で5回目の開催となります。


当日は11名の参加者・付添の方に加え、パルちゃんクラブ(スタジアムボランティア)のメンバーや、静岡市 精神保健福祉課、同こころの健康センター、同スポーツ交流課の職員、ヤンセンファーマ株式会社の社員、弊社インターン生も一緒にご参加いただき、全員お揃いのオレンジ色のTシャツを着用して活動をスタートしました。


まず初めに、開場前のアイスタのピッチでスクールコーチによるスポーツ教室を行いました。初参加の方も、スクールコーチをはじめとしたスタッフの声掛けですぐに緊張もほぐれ、初対面の方ともすぐに打ち解けていた様子でした。様々なボールワークや、サークルボール移動競争など、皆で協力して取り組むメニューを多く入れながら、最後は素晴らしいピッチでゲームを行いました。ゲームの中で、お互いを思いやるプレーが多くみられ、ゴールが決まるとチームで喜び、シュートが外れても「ナイス!」といった明るい声が飛び交い、とても良い雰囲気でスポーツ教室を楽しんでいただいた様子でした。

休憩を挟み、メインゲート・西サイドゲート・バックゲートに移動し、就労体験として普段パルちゃんクラブが行っている活動を体験いただきました。ゲートスタッフに説明を受けた後、来場者プレゼントやサンプリングチラシの配布を行いました。来場するお客さまに対して笑顔で「ご来場ありがとうございます」「どうぞ!」と声を掛けながら、他のスタッフとのコミュニケーションの大切さを感じたといった感想をいただきました。またお客様からの「ありがとう」という言葉がとても嬉しかったといった声も多く聞かれ、仕事に対しての達成感も味わうことができました。


就労体験後、参加者・スタッフ全員で活動の振り返りを行いました。各グループに分かれ、これまでの感想や明日からチャレンジできそうなことを一人ひとり自分の言葉で感想を伝えました。「発言することが苦手だが,人に声をかける勇気をもらった。明日からも頑張りたい。」や「20分間のボランティア活動だったが、充実感があった。」といった前向きな感想が多く聞かれ、「苦手なコミュニケーションに対して、少し前向きになれそう。」「外に出て活動することへのモチベーションが高まりそう!」と話す参加者の方もいるなど、皆さまの非常に充実した表情が印象的でした。


そして、スタンドに移動し参加者の皆さんとスタッフが一緒に試合を観戦しました。試合は引き分けでしたが、試合後に「白熱した試合を見ることができ良かった」「毎年楽しみにしている」「楽しく関われた。サッカーのすごさを感じた。」といった感想をいただき、無事にプロジェクトは終了しました。

本プロジェクトの目的は、『こころの病と向き合う方の次の一歩をあと押しすること』、そして『病に対する周囲の理解を促していくこと』です。今回は活動を支えるパルちゃんクラブの皆さんに、静岡市精神保健福祉課よりこころの病についてご説明いただきました。説明を真剣に聞いた後、パルちゃんクラブの皆さんから「特別なことは意識せず、素直にコミュニケーションをとりたい」「ボランティアの楽しさを伝えたい」という声が聞かれ、「自分の仕事内容を活かせるもしれない」「少しでも貢献したい」と自らプロジェクトに関わってくださる方もおり、その前向きな姿勢が印象的でした。活動後は、「一緒にボランティア活動ができて良かった」、「またいつでも参加してくださいね」と笑顔で話してくれました。

■参加者コメント(抜粋)

・明るい企画に参加できて元気をもらえた

・ピッチに立ててよかった。ボランティアで貢献できてよかった。

・今日だけでなく、ボランティアに参加してみたい。

・サッカーがすごく楽しくて来てよかった。今後もやれる場があれば頑張りたい。

・ありがとうという言葉をかけられたことが、うれしかった。

・サッカーの舞台裏に触れることが出来て良かった。

■参加スタッフコメント(抜粋)

・「ノーマライゼーション」の意味を改めて考える機会となった。

・障がいの有無にかかわらず、参加者の方々が、日々の生活の中で、苦しいことや辛いことがあっても、楽しんだり、もてなしたり、感動したりすることを体感する機会だった。

・自分自身すごく楽しみながら参加することができた。

・障がいのある・なし」という意識をもつこともなく、幅広い世代がサッカーというスポーツを通して楽しい時間を共有することができ、「地域共生社会」というものを肌で実感できた。

・貴重な体験ができたことに嬉しく思う。参加者の方が楽しそうに運動している姿を見ることができてよかった。

本プロジェクトを支えてくださった皆さま、ありがとうございました。 エスパルスは今後もノーマライゼーション社会の実現に向けて活動を続けてまいります。

ニュース一覧

more

あなたにオススメのニュース