MATCH REVIEW
リーグ戦で4試合勝利から遠ざかるエスパルスはルヴァンカップの初戦に臨んだ。対戦相手はJ3の相模原である。昨季のこの大会では初戦で当時J3の富山に敗れる屈辱を味わった。同じ轍を踏まないためにも、確実に勝利が求められ一戦だった。直近のリーグ戦からは中9日と間隔があいているものの…
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試合後監督コメント
秋葉忠宏監督
水曜日にもかかわらず、およそ1,800人のサポーターファミリーがアウェイの地に来てくれたということが我々にパワーとエネルギーを与えてくれた。何より2連敗して少し沈みがちだったチームにパワーをくれたし、なかなか公式戦で出番がなく悔しい想いをしてきた選手たちがしっかりと意地を見せ、自分の存在をアピールしてくれ、これでまた一つ競争力が高まった。
中2日で湘南戦が待っているが、調子の良い選手、力を示した選手を使っていくには素晴らしいゲームになったと思う。ただ、立ち上がりのところが少し硬かったことと、最後の1失点がいらなかったことは選手たちが一番分かっていると思う。
小竹や土居といった育成組織から育てている選手たちがこのように躍動し、結果を出すということは育成型クラブとして非常に素晴らしいことだと思う。ぜひこういう循環がもっと活発になるように、ユースだけでなくジュニアユース、ジュニアとつながっていって、清水エスパルスというクラブとして素晴らしい選手をどんどん輩出できるようにクラブとしてもやっていきたい。
――リードが広がって以降も畳み掛ける攻撃で“らしさ”が見られたと思うが、どういう印象か。
先週試合をした他のチームも延長戦までいったりPKで勝ったり、やはりJリーグ全体のレベルが上がってきて拮抗しているし、当たり前だが下のカテゴリーのチームのほうがモチベーションが高い中で、今季なかなかゲーム経験のない選手たちが出るというのは簡単なことではないと思っている。前半20分ぐらいまでは硬かったが、15分、20分ぐらいからは我々らしくいつもどおり持っている力を選手たちは出してくれたので、その点は非常に良かったし、何よりも連敗を止めたということ。また、アウェイの地までこれだけ多くの方が駆けつけてくれたことが我々にとって大きなエネルギーとパワーを与えてくれた。この良い循環を持ってやっていきたい。
――土居選手のどんなところに魅力を感じるか。
まずは野心的であること。サッカー小僧のようにトレーニングに対する姿勢も常に100パーセントで臨むし、攻守においてボールに食らいつくところ、自分の良さを出すんだという、最近の選手では珍しい勝ち気なメンタリティや野心的なギラギラしたものがある。それをトレーニングから見せてくれていたので自信を持って送り出したし、緊迫した試合だったからこそ大きな経験になったと思う。ましてやそこでゴールを取って見せた。最初は恐らく緊張感があって上手くいかなかったと思うが、それでも持ち直すということがやはり大事で、最後までゴール前まで走っていく姿勢があったからあそこに顔を出せたわけであり、これを忘れず泥臭く続けてほしい。我々は綺麗にフットボールをしようとは思っていないので、泥臭く、勝負強く、誰が出ても若かろうが歳だろうが関係ないチームにしていきたい。
――リーグ戦でなかなか取れていなかった複数得点が取れたことについて。
この短い中断期間で実際にトレーニングできたのは5日間ぐらいだったが、もう一度攻守を見直そうということで、その狙いが非常に出たと思う。背後を取りに行くことや、クロスに対して逆からスプリントをかけて入っていくこと。それらの狙いとしてやってきたことをなかなか試合に出られなかった選手、もっといえばユースの選手が体現できたことが非常に良かった。もちろん色々なことをすぐ改善できれば誰でも世界一のチーム、世界一の選手になれるが、これを根気強く何度もしつこくトレーニングしていくからこそチームとして上向いていくと思うし、より精度が高まってくると思うので、チームとしての狙いが出るように年間をとおしてやっていきたい。
試合後選手コメント
北爪健吾選手
(途中出場の際)シンプルな背後への動きがリーグ戦からのチームの課題であり、やりたいことではあったので、自分の強みを生かせると思っていたし、勢いをチームにもたらすようにという指示もあった。延長にならないように、2点目、3点目を取って90分で終わらせるという指示を受けてピッチに入った。得点シーンは…
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小竹知恩選手
攻撃の面では自分の良さである縦に仕掛けていくことやシュートも狙ったが、最後のクオリティがまだまだ。クロスを合わせることとシュートを仕留めきることが足りなかったと思う。ただ、前半は右サイドで、もともとやっていたポジションではなかったが、その中でも背後を狙ったり縦への突破は…
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土居佑至選手
ピッチに入る直前もワクワクしていたし、良い緊張感はあったがリラックスして試合に入ることができ楽しみながらプレーできたと思う。途中交代で出てああいう形でゴールができて素直に嬉しい。試合前から“どんどん前に”とチーム内で話していたので、自分もゴールに向かって仕掛けていくことを意識した。ゴールシーンは…
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