MATCH PREVIEW
オレンジに染まった国立競技場の光景は、まだ脳裏に焼き付いている。52,847人の観衆がスタンドを埋めた前節名古屋との国立決戦は、0-3の完敗。「サポーターの皆さんの人数も、応援もすごかったからこそ」(沖悠哉) 、期待に応えられなかった悔しさは増し、涙を堪えきれない選手もいた。一方で、今節柏戦に向け、中2日と時間がない中で立ち上がる勇気をくれたのも、エスパルスファミリーの力だった。
「サポーターの皆さんも悔しいのに試合後、ブーイングではなく大声援を僕たちに送ってくれた。この人たちのために頑張らないといけないと思ったし、涙を流している選手に対しても気持ちを汲み取って大声援を送ってくれたので、全員があの瞬間から前を向けたと思う」(高橋祐治)
エスパルスは前々節のFC東京戦から今節まで関東でのゲームが1週間で3試合目となるのに対して、柏は第14節の日程がずれているため、4月29日の名古屋戦から一週間の準備期間を経てのホームゲーム。ケガ人も多い中、日程面でも分が悪いのは事実だが、総力戦で挑むゴールデンウィーク最終戦となる。
ピッチに立ったメンバーとは違った意味で悔しさを味わった選手もいる。名古屋戦から一夜明けた三保グラウンドでは、……
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前日監督コメント
秋葉忠宏監督
柏はパスを出してすごく動くので、惑わされないようにしなければならないが、ボールを持たれること自体が悪いことではないと思っている。“持たれている”のか、“持たせている”のかというメンタル面が大事になる。チームとして上手くいっている分、切り替えや守備のところもよく頑張っているという印象を受けており、今までの柏とはイメージが変わっている。ただ……
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前日選手コメント
山原怜音選手
今季の柏は監督が替わり、やっているサッカーは面白いと思う。人とボールが流動的に動くという部分は自分たちがやりたいようなこと。戦術的に似ているというわけではないが、ボールを持っている選手を追い越していく動きや仕掛けていく部分などの攻撃的な姿勢に関しては近いものがある。前節は名古屋がマンツーマンで来る分、相手の背後に落としたり、前線に長いボールを入れていくことを意識したが、それに頼りすぎるポジショニングに全員がなってしまっていたと感じている。チームとして……
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PLAYERS INTERVIEW
DATA STATS
ゴールデンウィーク連戦の最後は、柏レイソルとのアウェイゲーム。今季は新たな指揮官として日本での実績も豊富なリカルド ロドリゲス監督を迎え、開幕から4戦負けなしで首位に立つなど好スタートに成功した。その後も負けが1度しかなく、6勝6分1敗と1試合少ない中で3位。5月3日は試合がなく、今節は1週間のインターバルで迎えている。
柏のレーダーチャートを見ると、全体の面積が大きく、とくにパス数の多さが目立っている。平均ボール支配率も58.2%でダントツの1位。昨季はパス数が15位、平均ボール支配率が14位だったが、ロドリゲス監督の下でスペイン的なポゼッションスタイルのチームに大きく変化したことがわかる。
ただ……
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