MATCH PREVIEW
オフ明けとなった5月14日、秋葉忠宏監督は次のように選手たちに語りかけ、今節鹿島戦に向けたトレーニングが始まった。
「相手が6連勝中だろうと、相手のホームゲームだろうと関係ない。必ず勝とう」
前節町田戦は2度のビハインドを追いつき、2−2のドロー決着。北川航也のPKに加え、カピシャーバのクロスからドウグラス タンキのヘディングでの今季初ゴールが決まったが、「3点、4点、5点と取って勝ちきれるチームになるため」(秋葉監督)、ゴール前での崩しの部分の練習に時間を割いた。
過密日程を終え、リーグ戦は今節を含めあと3試合で折り返しを迎える。残すは首位鹿島、昨季王者の神戸、そして現在勝点で並ぶC大阪と難敵が揃う。なかでも鹿島は直近6連勝中と、いま最も勢いに乗っているチームと言っても過言ではなく、「全員で身体を張ったり、時計の針を上手く進めたり、6連勝はいずれも鹿島らしい勝ち方」(秋葉監督)で勝点を伸ばしている。
エスパルスは直近1分2敗と苦戦している状況ではあるものの……
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前日監督コメント
秋葉忠宏監督
鹿島というビッグクラブ、首位相手にアウェイで戦うことに対してモチベーションしかないし、我々にとってはチャレンジャー精神をもろに出しやすい状況だと思っている。もちろん向こうは6連勝しているし、アウェイの雰囲気なども含めて簡単にはいかないのは分かっているが、ここでねじ伏せることができたら我々にとってのリターンはかなり大きい。
やはりACL圏内に入ることやタイトルを考えると、ここで負けたらかなり厳しくなってしまうと思うし、もっと言えば下位との勝点差もだいぶ詰まっているので、リーグ戦を折り返すまでの残り3試合はすごく大事だと捉えている。ケガ人がだいぶ戻ってきてベストに近い状態で……
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前日選手コメント
ドウグラスタンキ選手
前節、今季初ゴールを決めることができたが、誰であってもゴールを決めると自然と気分も身体も少し軽くなるものだと思う。自分もそのように感じている。ただ、今節は難しいアウェイ戦が控えているので、しっかり意識を高く持って自分もしっかり準備をしたい。
(松崎)快や(矢島)慎也など昨季から一緒にやっているチームメイトは私のプレースタイルをもう十分に分かってくれているし、今季加入したカピシャーバや(中原)輝なども徐々に私の特徴を掴んできてくれていると感じている。良いクロスボールが上がってくれば、それを決めるのが私の役割なので、しっかり実現できるよう意識して臨みたい。また、私のプレー集などを観てもらえば分かるとおり、ヘディングはもちろん、それ以外にミドルシュートやロングシュートなどにも自分の特徴は持っている。エスパルスに加入してから……
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PLAYERS INTERVIEW
DATA STATS
昨季まで8年連続で国内無冠に終わっている鹿島アントラーズは、今季に向けて強化体制を刷新し、川崎Fの黄金時代を築いた鬼木達監督を招聘。第8節から3連敗した時期もあったが、他は安定した戦いを続け、現在は6連勝中で11勝1分4敗(26得点/12失点)の首位に立っている。
鹿島のレーダーチャートを見ると、パス、クロス、ドリブルが平均以下ながらシュートは5位、ゴールは1位という効率の良さが目立つ。そこは鹿島の伝統的な特徴でもあるが、昨季と比べてもその傾向が顕著になっている。鬼木監督は川崎Fではポゼッションサッカーを実践していたが、鹿島ではパス数15位、平均ボール支配率14位(48.6%)とボール保持にはこだわっていない……
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