MATCH PREVIEW
「どうやったら勝てたのか、ずっと考え続けている」(沖悠哉)
オフが明け、今節に向けたトレーニングが始まった水曜日。前節鹿島戦での教訓を生かすべく、沖をはじめ多くの選手が“勝ち筋”を模索していた。0−1で敗戦した前節、試合終了後のフラッシュインタビューでは、鹿島の鈴木優磨が「ここ何試合かやった中で一番強かった」という言葉を残したが、かえってそれがエスパルスの選手たちの闘志を燃やしているとも言える。
「相手チームや周りからそう言ってもらえるのは嬉しいことですけど…たぶん他のみんなも言っていると思いますけど、結果がついてこないと何も意味がない。どんなに褒められても、それを受け取ることすらできないぐらい、悔しさしか残らないんです」(山原怜音)
ここまで勝点22で順位こそ10位に位置しているものの、首位の鹿島とは勝点差が「15」あるのに対して、降格圏の18位名古屋との勝点差は「5」。「2、3試合の結果で順位が大きく変わる状況だし、危機感がない選手は誰一人いない」(矢島慎也)と、チーム全体として緊張感を持ち合わせながら課題改善に取り組んでいる。
とくに攻撃面に関して、17試合でリーグ6位タイの21得点をマークしているが……
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前日監督コメント
秋葉忠宏監督
あと2試合でリーグ戦の半分が終わるが、勝ち越して折り返すためには勝たないといけないし、その意味でも今節は勝つことが大事なポイントになる。神戸は鹿島と少し似たような感じがあると思っていて、前節は崩しきれなかった課題を克服できるかどうかが試される試合になる。
ただ、神戸はどちらかというとシンプルに長いボールも蹴ってきて、ペナルティエリアにボールと人をどれだけ入れるかという部分に力を入れている感じがする。チームとしての作りはシンプルで、ボールを動かすことに固執しておらず、大迫勇也をターゲットにしたり、エリキがハイサイドをとったりなど、個に任せている部分も多いと思う。その中で……
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前日選手コメント
松崎快選手
リーグ戦4試合勝ちなしという状況だがもう、やるしかない。それだけ。負けているのに「上手くいっている」なんてことはないし、結局勝たなければどんなに良い内容の試合をしても意味がない。ただ、矛盾してしまうが、前節は「あの内容だったけど負けた」という試合ではあったものの、あの内容をやらなければダメだと思う。結果が伴い始めた時に「良い内容だね」と本当に言えるようになると思うので、だからこそ勝ちが必要。
サッカーは点を取るのが一番難しい作業で、そこは個人が頑張る必要がある。個人的にも直近4試合ぐらいはシュートを打てておらず、まずはシュートを打つところまでたどり着くこと。あとは……
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PLAYERS INTERVIEW
DATA STATS
2年連続でJ1王者に君臨しているヴィッセル神戸は、吉田孝行監督が就任4年目を迎え、リーグ屈指の戦力を維持して今季に臨んだ。ACLエリートによる過密日程やケガ人の多さもあって9節までは16位と苦戦したが、その後は4連勝と持ち直し、現在は8勝3分5敗(18得点/15失点)。1試合少ない中で6位まで上がってきた。
神戸のレーダーチャートを見ると、インターセプト(リーグ1位)とクロス(2位)の多さが目立つが、他は平均に近い。昨季と比べるとインターセプト以外は似た傾向を示しており、基本システムも昨季と同じ4-3-3を継続して、戦い方の継続性は高い。パスは12位と多くないが、平均ボール支配率は4位(52.9%)と上位なのも特徴的で、パス数が多いのは……
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