『エスプラス』は、エスパルスの選手・スタッフ・クラブ職員がゲスト講師となり、静岡市内の小中学校訪問し、子どもたちと共に学ぶホームタウン次世代育成プロジェクト。「エスパルス」に様々なものを「プラス」して新たな授業を行う「エスプラス」としてブラッシュアップし、地元企業を講師に迎える授業も展開してします。
10月8日(水)静岡市立伝馬町小学校にて、クラブパートナーの東海澱粉株式会社よりゲスト講師2名を迎え『エスプラス』「地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業~食品商社編~」を実施しました。
世界と仕事を行う企業を知り、社会に出て必要なチカラについて考える
まずは、エスパルスについて、知っていることについて簡単な質問を交えながら、エスパルスはサッカーだけの会社ではなく、さまざまな活動を行っており、地域の方やパートナー企業とのつながりを大切にしていることを学びました。次に、東海澱粉の山崎さん、池之上さんをゲスト講師に迎え、東海澱粉という会社についての説明や、パートナー企業としてエスパルスとどのように関わっているか、「仕事をする時に必要なチカラ」について、一緒に考えていきました。東海澱粉株式会社は伝馬町小学校の目と鼻の先にある会社であるため、児童の皆さんも会社のロゴを見たことがあり、地元の企業のことについて興味津々の様子で話に聞き入っていました。
東海澱粉株式会社は、国内外のネットワークを有し、澱粉をはじめ世界中の食品を中心とした商材を扱う『世界の、食の、総合商社』です。澱粉は、「タピオカ」や「唐揚げ」など私たちにとって身近な様々な食品に使われています。また食品に限らず「ガムテープ」や「ダンボール」など幅広い用途にも使用されていると説明があると、生徒たちからは驚きの声があがりました。
また、時代とともに求められるモノの条件が変わる中で、現在は環境に配慮した食品が重要視されるようになり、東海澱粉が安心安全に配慮していること、様々な側面でSDGsを意識して仕事に取り組んでいることを分かりやすく説明してくれました。
次に、東海澱粉の2人からそれぞれの仕事内容と、仕事をする上で「必要なチカラ」について話しをしてくれました。営業職である池之上さんは、国内や海外の食品をお客様に提案、販売するのが主な仕事で、問題を見つける【課題発見力】を重要視しているそうです。
「お客様自身が気付いていない問題・課題を見つけることで、お客様の役に立てることがたくさんあります。みなさんも学校生活、部活動などで、日ごろから問題・課題を探すクセをつけていくと、きっと大人になったときに役に立つと思います。」と生徒たちに向けてメッセージを頂きました。
総務課の山崎さんは、会社で働く人たちが気持ちよく仕事ができるようにサポートする事が仕事で、分かりやすく伝える【発信力】が大切だと考えているそうです。その理由は、会社で働いている人が総務課に質問する内容は、何をどのようにしたらいいのかわからない事が多いので、どのような事を知りたいのかを丁寧に聞き、分かりやすく伝える事が大切だと考えています、と話してくれました。
質問コーナーでは、「仕事をしていて大変だったことは何ですか」「コロナのパンデミックの時にはどのような対応をしましたか」「今の仕事に就きたいと思ったきっかけはありますか」など仕事に関することや、仕事を選んだ理由についての質問が出ました。取引相手からのクレーム対応が大変なことや、コロナをきっかけにしてリモートでの会議が広がったことなど、ゲストのお二人は児童の皆さんからの質問に対して一つ一つ丁寧に答えて授業を終えました。
静岡市立伝馬町小学校6年生の皆様、関係者の皆様、授業にご協力いただきました東海澱粉株式会社の山崎様、池之上様、誠にありがとうございました。
