前節の鹿島戦は攻守の切り替えの速さとピッチコンディションに苦しめられて悔しい敗戦となった。だが、それまでを振り返れば、後半戦初戦の新潟戦(7月20日)以降、星を落としたのは名古屋戦のみ。勝ちきれずドローに終わった試合がありながらも、公式戦11試合を1敗で乗り切っていた。前節はナビスコカップ決勝進出を契機に、リーグ戦3連勝中だっただけに、このままという気持ちは強かった。
前半、岡崎に決定的なチャンスが訪れるなど、勝機はあったがものにしきれなかった。一方の鹿島は、青木の素晴らしいシュートで先制し、こちらのミスを確実に点につなげ、ピッチコンディションにも慣れていた。鹿島は集中力とホームの利を味方につけて、勝点3をもぎとった。
気持ちを切り替えてFC東京戦に向けて準備に入る週明けに、岡崎がフル代表に初選出というビッグニュースが舞い込んだ。本人は予想だにしていなかったと驚きを隠せない様子だったが、北京五輪後の大車輪の活躍は、W杯最終予選突破を狙う日本に必要な爆発力になり得る可能性を感じさせてくれた。一つひとつの悔しさを次へのパワーに変えて、岡崎本人が逃げずに戦ったことで引き寄せたチャンスだった。「まずはFC東京に勝ってから代表合宿に行きたい。今はFC東京戦のことしか考えていない」。お祝いムード漂う中で、引き締めた表情を見せた。
今回の対戦相手のFC東京は目下リーグ戦5連勝中。だが、エスパルスがそうであったように、どんなに好調でもいつか敗戦のときは訪れる。それが今節になるかどうかは、エスパルス次第だ。気をつけたいのはFW赤嶺。出場したここ4試合で5発と、コンスタントに得点を重ね、11得点で得点ランキング3位、日本人では1位だ。確実にカウンターからボールを集めてくるに違いない。ほかにも、大竹が途中出場の短い時間ながら2得点を弾き出しており、警戒が必要だろう。岡崎は「失点をゼロに抑えてくれるディフェンスがいるから、フォワードはその気持ちに応えて点を決めなくてはいけない。失点をゼロに抑えて勝つのがエスパルスらしい」という。
家族や誰かを想って戦う者もいれば、自己実現のために戦う者もいる。プロ集団だからこそ、それぞれの立場で、別々の想いを抱きながらピッチに立っていても目的は一つ。「フォア・ザ・チーム」が最終的に結果につながるとわかっているからこそ、互いが「信頼」で強く結び付く。今何をすべきなのか、何が一番大事なのか、オレンジ戦士たちはわかっている。「気持ちを出して、プレーしている選手が試合に出る」と長谷川監督。選ばれし選手たちが、前節の悔しさとこの試合までの準備をピッチで100パーセント表現できたのならば、サッカーの神様はエスパルスに微笑んでくれるだろう。
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Jリーグ ディビジョン1 第28節 vsFC東京
2008年10月4日(土)味の素スタジアム 15:00キックオフ
なおこの試合は、SkyPerfecTV!で生中継
当WEBサイトでの文字実況
公式ケータイサイトでの文字実況
でもお楽しみいただけます。
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公式ケータイサイトでは、長谷川健太監督の試合前日コメントを公開中!!
●エスパルス公式ケータイサイトへのアクセス方法はこちら>>
前半、岡崎に決定的なチャンスが訪れるなど、勝機はあったがものにしきれなかった。一方の鹿島は、青木の素晴らしいシュートで先制し、こちらのミスを確実に点につなげ、ピッチコンディションにも慣れていた。鹿島は集中力とホームの利を味方につけて、勝点3をもぎとった。
気持ちを切り替えてFC東京戦に向けて準備に入る週明けに、岡崎がフル代表に初選出というビッグニュースが舞い込んだ。本人は予想だにしていなかったと驚きを隠せない様子だったが、北京五輪後の大車輪の活躍は、W杯最終予選突破を狙う日本に必要な爆発力になり得る可能性を感じさせてくれた。一つひとつの悔しさを次へのパワーに変えて、岡崎本人が逃げずに戦ったことで引き寄せたチャンスだった。「まずはFC東京に勝ってから代表合宿に行きたい。今はFC東京戦のことしか考えていない」。お祝いムード漂う中で、引き締めた表情を見せた。
今回の対戦相手のFC東京は目下リーグ戦5連勝中。だが、エスパルスがそうであったように、どんなに好調でもいつか敗戦のときは訪れる。それが今節になるかどうかは、エスパルス次第だ。気をつけたいのはFW赤嶺。出場したここ4試合で5発と、コンスタントに得点を重ね、11得点で得点ランキング3位、日本人では1位だ。確実にカウンターからボールを集めてくるに違いない。ほかにも、大竹が途中出場の短い時間ながら2得点を弾き出しており、警戒が必要だろう。岡崎は「失点をゼロに抑えてくれるディフェンスがいるから、フォワードはその気持ちに応えて点を決めなくてはいけない。失点をゼロに抑えて勝つのがエスパルスらしい」という。
家族や誰かを想って戦う者もいれば、自己実現のために戦う者もいる。プロ集団だからこそ、それぞれの立場で、別々の想いを抱きながらピッチに立っていても目的は一つ。「フォア・ザ・チーム」が最終的に結果につながるとわかっているからこそ、互いが「信頼」で強く結び付く。今何をすべきなのか、何が一番大事なのか、オレンジ戦士たちはわかっている。「気持ちを出して、プレーしている選手が試合に出る」と長谷川監督。選ばれし選手たちが、前節の悔しさとこの試合までの準備をピッチで100パーセント表現できたのならば、サッカーの神様はエスパルスに微笑んでくれるだろう。
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Jリーグ ディビジョン1 第28節 vsFC東京
2008年10月4日(土)味の素スタジアム 15:00キックオフ
なおこの試合は、SkyPerfecTV!で生中継
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フル代表初招集を受け、次のステップに進もうとしている岡崎慎司選手。フル代表に辿り着く所以となった、常に100パーセントの力でゴールを狙う姿勢を、今節も見せてくれるだろう。