タイトな日程で球際の激しい攻防が続く中、常にベストを尽くし、自らを限界まで追い込んできた選手たち。今週初めになって離脱者が相次いだ。しかも日本代表の高木和と岡崎が不在。だが、この状況にも「もう慣れているし、もっと厳しい時期もあった。メンバーは状況を見て考えたい」と長谷川監督はいたって冷静だった。ケガをしている選手のコンディションを見つつ、気持ちが伝わるプレーでアピールした選手を紅白戦でスタメン組に入れるなど、着々と鹿島戦に向けて準備を進めてきた。
誰もがナビスコカップ決勝で敗戦した残像を完全に脳裏から消し去った訳ではない。だが、いかなる状況であっても戦い続けるしかないこともわかっている。落とした敗戦よりも、次なる勝利に向けて今は前だけを向くしかない。そしてタイトルのチャンスがある限り、目の前の敵を倒すことに集中するのみだ。
今季鹿島とはリーグ戦で2回、ナビスコカップで2回対戦し、2勝1敗1分。今回が5度目の対戦となる。思い返せば最後に対戦したのは9月28日のJリーグ第27節のアウェイ戦だった。公式戦5試合負けなしで挑んだこの試合は、コンディション的には悪くなかったが、ことごとく球際で負け、0-2の完敗を喫した。だが、その敗戦がエスパルスに多くの学びをもたらしたことは、何度も選手たちが口にしている。よりアグレッシブに、エスパルスはエスパルスらしいやり方でゲーム巧者になるための努力が、さらなる躍進を引き寄せたのだ。
昨季の胴上げも、前回の敗戦も…。カシマスタジアムからの帰り道をどれだけ長く感じさせたか知れない。努力が裏切らないというのなら、オレンジ戦士はこれ以上悔しい想いをしなくてもいいはずだ。カシマスタジアムで最後に勝ったのは2002年。栄光への扉を開くためにも、目の前に立ちはだかる赤い壁は越えなければいけない。もちろん鹿島の勝ちへの執念は嫌というほどわかっている。単にマルキーニョスら得点力のある選手を抑えるだけでなく、勝利を呼ぶためにいかに仕掛けていくかが大事になってくるだろう。
天皇杯初戦(4回戦)でベンチから戦況を見つめるしかなかった選手が悔しさを隠しきれず「いつチャンスが来るかとずっと待っていた。どうしても試合に出たかった」と言った。目の前にあるはずのタッチライン1本を隔てたピッチがどれほど遠く感じたことか。スタンドには、声を枯らして声援を送り続けてくれる12番目のプレーヤーがいる。だからこそ、選ばれたオレンジ戦士は全力を出しきって戦うのだ。勝利で家路が楽しいものになるように、今こそ全員がこれまでの努力とお互いを信じて戦い抜こう。
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天皇杯5回戦 vs鹿島アントラーズ
2008年11月15日(土)カシマサッカースタジアム 13:00キックオフ
なおこの試合は、
当WEBサイトでの文字実況
公式ケータイサイトでの文字実況
でもお楽しみいただけます。
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公式ケータイサイトでは、長谷川健太監督の試合前日コメントを公開中!!
●エスパルス公式ケータイサイトへのアクセス方法はこちら>>
○『第88回天皇杯特集』ページはこちら ≫
誰もがナビスコカップ決勝で敗戦した残像を完全に脳裏から消し去った訳ではない。だが、いかなる状況であっても戦い続けるしかないこともわかっている。落とした敗戦よりも、次なる勝利に向けて今は前だけを向くしかない。そしてタイトルのチャンスがある限り、目の前の敵を倒すことに集中するのみだ。
今季鹿島とはリーグ戦で2回、ナビスコカップで2回対戦し、2勝1敗1分。今回が5度目の対戦となる。思い返せば最後に対戦したのは9月28日のJリーグ第27節のアウェイ戦だった。公式戦5試合負けなしで挑んだこの試合は、コンディション的には悪くなかったが、ことごとく球際で負け、0-2の完敗を喫した。だが、その敗戦がエスパルスに多くの学びをもたらしたことは、何度も選手たちが口にしている。よりアグレッシブに、エスパルスはエスパルスらしいやり方でゲーム巧者になるための努力が、さらなる躍進を引き寄せたのだ。
昨季の胴上げも、前回の敗戦も…。カシマスタジアムからの帰り道をどれだけ長く感じさせたか知れない。努力が裏切らないというのなら、オレンジ戦士はこれ以上悔しい想いをしなくてもいいはずだ。カシマスタジアムで最後に勝ったのは2002年。栄光への扉を開くためにも、目の前に立ちはだかる赤い壁は越えなければいけない。もちろん鹿島の勝ちへの執念は嫌というほどわかっている。単にマルキーニョスら得点力のある選手を抑えるだけでなく、勝利を呼ぶためにいかに仕掛けていくかが大事になってくるだろう。
天皇杯初戦(4回戦)でベンチから戦況を見つめるしかなかった選手が悔しさを隠しきれず「いつチャンスが来るかとずっと待っていた。どうしても試合に出たかった」と言った。目の前にあるはずのタッチライン1本を隔てたピッチがどれほど遠く感じたことか。スタンドには、声を枯らして声援を送り続けてくれる12番目のプレーヤーがいる。だからこそ、選ばれたオレンジ戦士は全力を出しきって戦うのだ。勝利で家路が楽しいものになるように、今こそ全員がこれまでの努力とお互いを信じて戦い抜こう。
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天皇杯5回戦 vs鹿島アントラーズ
2008年11月15日(土)カシマサッカースタジアム 13:00キックオフ
なおこの試合は、
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兵働昭弘選手の正確なキックとリーダーシップに期待したい