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【ナビスコカップ準決勝第2戦 FC東京戦プレビュー】味スタで勝利し、国立切符を!

ハプニングという言葉では片付けられないアクシデントが相次いだ準決勝第1戦だった。連戦の疲労に加え、岡崎の不在。それらをチーム力で乗り越え、ホーム・アウスタで勝点3をもぎ取り、国立切符をぐっと引き寄せるつもりだった。だが、出場が予定されていた青山が当日の朝になって発熱で出場を回避。後半開始0分に岩下が一発退場。45分を10人で戦わなければならなかった。常にリードされた状況での戦いを強いられたが、最終的に2-2のドローに持ち込んだ。

 昨季のナビスコカップ決勝を思い返せば、ここで勝点3を相手に譲って、厳しい中で2戦目を戦うわけにはいかなかった。それは戦っている選手も、サポーターも同じ気持ち。何もできなかったあの日、全てを出し切れずに終わるようなことは2度としたくはなかった。全力で戦った結果が10人になってからの同点劇へと繋がった。

 2失点を振り返ると、抑えるべきところや、やらなければいけないことははっきりしている。岩下の一発退場による次戦の出場停止は痛いが、前回代わって出場した平岡がその後45分をきっちりと戦い抜き、同点弾も演出している。

 攻撃面では、ヨンセンと枝村が1点ずつ獲得。リーグ戦で得点ランキングトップを走る岡崎が不在でもこのあたりは心配ない。FWで起用された藤本も、慣れない中で時間を追うごとに、自分に求められる役割をプレーで表現し始めた。枝村がディフェンスラインの裏に積極的に飛び出すなど、各自が今いるメンバーに合わせて少しずつプレーを変化させていたことも見て取れる。それ以外でも、太田がここ数試合、枠に飛ぶ強烈なミドルシュートを放っている。それぞれがゴールへの意識を強く持つことが、得点力アップに繋がりそうだ。

 味スタで迎える2戦目。エスパルスが決勝に進む条件は、第一が勝利、第二が3-3以上の引分け。第3が2-2で終え、延長戦かPK戦でけりをつける。それ以外なら敗退だ。勝てば決勝。選手たちもサポーターも、まずはこの第一の条件を目指して戦う。第1戦にどちらが勝利に見合う戦いをしていたか明白。今度こそ内容に見合う結果で、2年連続の国立切符をもぎ取ろう。


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2009 Jリーグ ヤマザキナビスコカップ 準決勝第2戦 vsFC東京
2009年9月6日(日)味の素スタジアム 18:00キックオフ

なおこの試合は、フジテレビONEで生中継、フジテレビ、テレビ静岡で録画中継
公式ケータイサイトでの文字実況
でもお楽しみいただけます。
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公式ケータイサイトでは、長谷川健太監督の試合前日コメントを公開中!!

第1戦では相手守備陣の裏に積極的に飛び出し、値千金の同点弾も挙げた枝村匠馬選手。国立行きのかかる運命の第2戦でも活躍を期待したい。

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