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【天皇杯2回戦 佐川印刷SC戦プレビュー】初戦の難しさを乗り越え、いざ元旦へ

天皇杯初戦には“魔物”が住んでいる。そう感じたことが何度もあった。初戦の相手は社会人チームや大学生相手が多いが、すんなり勝たせてもらった印象は残っていない。現在首位に立つリーグ戦が大詰めを迎える状況で、ケガを抱えながら試合を続ける選手や、疲労が蓄積している選手もいる。加えて山本海、岡崎、岩下が日本代表招集のため不在。そんな中で始まる元日・国立へのチャレンジは、第一関門から気持ちを引き締めて挑まなければならない。

 今回対戦する佐川印刷サッカークラブは、創部23年。京都府4部リーグから徐々に勝ちあがり、2002年に関西リーグで優勝し、同年の全国地域リーグ準優勝をきっかけに入れ替え戦に出場して、静岡産業大学を破ってJFL入りを果たした。下部組織もあり、地域に根ざしたチーム作りを行なっている。現在、JFLで7位。得点ランキングを見ると、以前水戸ホーリーホックでプレーしていた塩沢勝吾が14得点でトップに立ち、チーム総得点に関してはリーグ3位だ。元Jリーガーだった選手が複数所属し、攻撃力の高いチームと言えるだろう。

 失うものがないチャレンジャーが捨て身で挑んでくる。Jクラブとして恥ずかしくない試合をしなければならないが、佐川印刷SCはJFLで連勝してこの天皇杯に臨む。決して簡単な戦いではないだろう。エスパルスはいつものスタメンが揃わないため、これまでチャンスがなかなか巡ってこなかった選手が出場する可能性が高い。彼らのレギュラー奪取に向けたアピールにも期待したい。勝利のために、これまでの継続によって得られた戦術理解と共通認識を武器にチーム一丸となって、慎重な中にも受けて立つことなく、先制点を奪って試合を優位に運びたい。

 今年の天皇杯は2回戦も次の3回戦もアウスタ日本平が会場。リーグ戦を中断して行なわれるこの2試合が首位を守り抜くための追い風となるように、そして、アウスタ不敗記録を止めないように、全員で勝利をもぎ取りたい。


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第89回 天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦 vs佐川印刷SC
2009年10月11日(日)アウトソーシングスタジアム日本平 13:00キックオフ

この試合は、公式ケータイサイトでの文字実況でもお楽しみいただけます。
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公式ケータイサイトでは、長谷川健太監督の試合前日コメントを公開中。また、天皇杯特別企画として、頂点を目指して戦いに臨むエスパルスの選手たちの意気込みも発表!! 天皇杯2回戦に向けてコメントを届けてくれたのは、児玉新選手と高木純平選手。選手たちの想いをケータイサイトで是非ご覧ください!!

いつものスタメンとは異なるメンバー構成となる可能性が高いエスパルスだが、チーム一丸となってこれまで積み上げてきたものを披露して欲しい。

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