ワールドカップでの日本代表の活躍が日本中を熱狂させる中、リーグ戦再開に向け、オレンジ戦士たちは壮絶なフィジカルトレーニングに励んでいた。インターバル走に、砂浜ダッシュ、距離がどんどん伸びていく20秒間走…。シーズン前、開幕ダッシュをはかるためにフィジカルトレーニングより、新システムの成長を優先したが、この中断期間は肉体を極限まで追い込んだ。厳しいトレーニングに慣れているはずの選手たちだが、次のフィジカルトレーニングの日程を予想し、弱音を吐いたりする姿を久々に見た。
しかし、夏に走り負けするチームは必ず上位から落ちていく。そのことはどのクラブも把握している。他チームより上回ることができなければ、頂点に立つことなどできる訳がない。夏戦に勝ち抜くため、この中断期間でエスパルスは間違いなく進化した。そして、ワールドカップで世界に触れた岡崎も帰国からわずか4日のオフで練習に合流するなど、試合に飢えている。あのデンマーク戦でゴールを決め、帰国後の横浜FMとのトレーニングマッチでも2ゴールを挙げていることから、リーグ戦中断前は苦しんだ岡崎が、再ブレイクする予感が漂う。全ての準備は整った。
対する磐田とは、今季はナビスコカップの予選で対戦。エスパルスは予選で思うように勝ち星を重ねられず、後がない状況だった。得失点差を考慮すると、「2点差をつけての勝利」が必須。サポーターの大声援に後押しされて、2-0で磐田を倒したことが、予選突破を引き寄せた。磐田は先日、イ グノが退団。その間にリスタートに向けての準備をしていることを考慮しても、どういうメンバーで来るのかが予想しづらい。だが、エスパルス選手のほとんどが前田の名を要注意選手として挙げる。ボールを持たせればペナルティエリア内での強さは誰もが知るところ。前回対戦では、守備陣が強さを見せつけたが、パスの出どころを押さえることも必要になるだろう。
「再開初戦が静岡ダービーでよかったと思う」とキャプテンの兵働。お互いがどんな状況であれ、負けられない相手、それがジュビロ磐田に違いない。開幕戦同様か、それ以上にこの再開初戦が重要だというのは誰もが知っている。負けられない理由は一つでも多い方がいい。その最大の理由こそ、相手が磐田であることではないだろうか。
まだリーグ戦は3分の1を終えただけ。現在首位であることは忘れた方がいい。エスパルスはまだ何一つ成し遂げていない。エスパルスに関わる全ての人たちが、最後の最後まで"チャレンジャー"としてあり続けることができたならば、シーズンの終わりにチーム史上初の栄光を手にすることができるだろう。ダービーを制し、再び栄光への一歩を踏み出そう。
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Jリーグ ディビジョン1 第13節 vsジュビロ磐田
2010年7月17日(土)アウトソーシングスタジアム日本平 18:30キックオフ
なおこの試合は、SkyPerfecTV!、SBSラジオ、浜松エフエムで生中継
公式ケータイサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。
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公式ケータイサイトでは、長谷川健太監督の試合前日コメントを公開中!!
しかし、夏に走り負けするチームは必ず上位から落ちていく。そのことはどのクラブも把握している。他チームより上回ることができなければ、頂点に立つことなどできる訳がない。夏戦に勝ち抜くため、この中断期間でエスパルスは間違いなく進化した。そして、ワールドカップで世界に触れた岡崎も帰国からわずか4日のオフで練習に合流するなど、試合に飢えている。あのデンマーク戦でゴールを決め、帰国後の横浜FMとのトレーニングマッチでも2ゴールを挙げていることから、リーグ戦中断前は苦しんだ岡崎が、再ブレイクする予感が漂う。全ての準備は整った。
対する磐田とは、今季はナビスコカップの予選で対戦。エスパルスは予選で思うように勝ち星を重ねられず、後がない状況だった。得失点差を考慮すると、「2点差をつけての勝利」が必須。サポーターの大声援に後押しされて、2-0で磐田を倒したことが、予選突破を引き寄せた。磐田は先日、イ グノが退団。その間にリスタートに向けての準備をしていることを考慮しても、どういうメンバーで来るのかが予想しづらい。だが、エスパルス選手のほとんどが前田の名を要注意選手として挙げる。ボールを持たせればペナルティエリア内での強さは誰もが知るところ。前回対戦では、守備陣が強さを見せつけたが、パスの出どころを押さえることも必要になるだろう。
「再開初戦が静岡ダービーでよかったと思う」とキャプテンの兵働。お互いがどんな状況であれ、負けられない相手、それがジュビロ磐田に違いない。開幕戦同様か、それ以上にこの再開初戦が重要だというのは誰もが知っている。負けられない理由は一つでも多い方がいい。その最大の理由こそ、相手が磐田であることではないだろうか。
まだリーグ戦は3分の1を終えただけ。現在首位であることは忘れた方がいい。エスパルスはまだ何一つ成し遂げていない。エスパルスに関わる全ての人たちが、最後の最後まで"チャレンジャー"としてあり続けることができたならば、シーズンの終わりにチーム史上初の栄光を手にすることができるだろう。ダービーを制し、再び栄光への一歩を踏み出そう。
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Jリーグ ディビジョン1 第13節 vsジュビロ磐田
2010年7月17日(土)アウトソーシングスタジアム日本平 18:30キックオフ
なおこの試合は、SkyPerfecTV!、SBSラジオ、浜松エフエムで生中継
公式ケータイサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。
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公式ケータイサイトでは、長谷川健太監督の試合前日コメントを公開中!!
日本代表としてW杯という大舞台で活躍を遂げた岡崎慎司選手。磐田との“静岡ダービー”でもその活躍に期待がかかる。