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【J1第20節 磐田戦プレビュー】現実は自分たちが変えるもの。今、勝負のとき

まさかの2連敗。前節新潟戦は完敗だった。中2日での長距離移動はさすがの選手たちも、体力を回復させるのが難しかった。それらを考慮し、ヨンセンを欠場させるなどメンバーを変更したが、その影響もあったのか、思うように試合の主導権を握ることができなかった。受けて立って攻撃にかかるところでイージーなミスからピンチを招く。その繰り返しがボディーブローのように選手から体力を奪っていった。

 セットプレーから先制点を奪われたことよりも、前半終了間際や反撃をはかりたい後半早々に流れのなかから追加点を奪われたことの方が大きかった。唯一の救いは、15分間の出場で原が1点をもぎ取ったことくらい。立ち止まって考える暇すらないタイトな日程で、今節が日曜開催であることが、ありがたくすら感じられる。

 3位に後退したが、首位名古屋との勝点差はわずかに2。2位鹿島とは得失点差のみの差だ。ここで離されなければ大丈夫。静岡ダービーをいい上昇のきっかけとしたい。アウェイとはいえ、そこはエコパであれば、ホーム同然。サポーターはこの試合に勝つことの意味を重々承知のはず。大集結して素晴らしい雰囲気を作ってくれるに違いない。

 リーグ戦で磐田は苦しんでいる。前節神戸戦で打ち合いを征し、7試合ぶりの勝利を挙げた。だが、勝利を呼ぶ2ゴールを決めた西と、ここまで全試合先発出場中のパクが累積警告による出場停止。どのようなメンバーで臨んでくるのか。ピッチで柔軟な対応をする必要がある。だが、相手にばかり気を取られる訳にはいかない。エスパルスは岩下と平岡が出場停止。どう守備の安定をはかるのか。その部分もこの試合の大きなカギとなるだろう。

 シーズン初の連敗で、誰もが少なからずショックを受けているだろう。とはいえ、長いリーグ戦34試合あれば、そのような時もある。敗戦から何を学び、パワーに換えるのか。オレンジ戦士たちの底力を信じ、最後までともに戦い抜き、エコパできっちり勝点3をもぎ獲りたい。


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Jリーグ ディビジョン1 第20節 vsジュビロ磐田
2010年8月22日(日)エコパスタジアム 18:00キックオフ

なおこの試合は、SkyPerfecTV!、BS-TBS、SBSラジオ、浜松エフエム放送で生中継
公式ケータイサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。
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公式ケータイサイトでは、長谷川健太監督の試合前日コメントを公開中!!

主将としてチームを率いる兵働選手。伝統の静岡ダービーで2連敗中と苦しい状況にあるチームを勝利へと導けるか。

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