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【J1第2節 鹿島戦プレビュー】ホーム開幕で鹿島に勝利し、勢いに乗ろう

開幕戦で柏に0-3の完封負けを喫したエスパルス選手たちを迎えたのは、ブーイングではなく、温かい声援だった。新チームにとっていかに開幕戦が難しい試合であるかもわかっている。共に戦うために、アウェイスタンドを埋め尽くしたサポーターは、選手たちに悔しさをぶつけるのではなく、共に分け合ってくれた。長いリーグ戦を征するのはたやすいことでないことぐらい、サポーターが一番よくわかっていた。その気持ちは声援を間近で聞いた選手たちの心に響いたに違いない。彼らはエスパルスが目指しているものが素晴らしいことであることは、よくわかっている。そして、結果が実を結べば、日本サッカーの未来に何らかの影響を及ぼすだろうことも。開幕スタメンがプロ入りして初めてという選手もいた。相手に対し、恐れなどはなかった。初戦だからこそ負けたくはなかった。その気持ちがナイーブさを引き寄せてしまったのかもしれない。ピッチ上においてはいかなるチームにも、平等に勝利へのチャンスが与えられている。ジャイアントキリングが頻繁に起こるサッカーにおいて絶対はない。相手が鹿島であろうとも変わりはない。

 ホームに迎え撃つ鹿島はゼロックススーパーカップやアジアチャンピオンリーグに参戦しており、他チームより早くチーム作りをしている。昨シーズンのメンバーはほとんどそのまま。これに加え期限付き移籍をした選手が復帰し、新たな選手も獲得した。だが、公式戦3試合は思うように結果が出ていない。大宮との開幕戦は鹿島にしては珍しく大味な試合となった。相手より10本も多い24本ものシュートを放ったが、3-3のドロー。初戦を白星で飾ることはできなかった。得点はセットプレーから2得点とオウンゴールから。さらに悪いことにこの試合の影響によりオリヴェイラ監督が、エスパルス戦でベンチ入りすることができず、鹿島サポーターのもどかしさはピークに近いだろう。

 だが、今のエスパルスに相手の状況は関係ない。最も大切なのは、自分たちのサッカーをピッチの上でしっかりと表現すること。エスパルスには信じて共に戦ってくれるサポーターがいる。アウスタ日本平でエスパルスがやりたかったサッカーを表現し、勝利の勝ちロコで祝おう。


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リーグ ディビジョン1 第2節 vs鹿島アントラーズ
2011年3月12日(土)アウトソーシングスタジアム 13:00キックオフ

なおこの試合は、SkyPerfecTV!、e2、スカパー光、テレビ静岡で中継
公式ケータイサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。
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公式ケータイサイトでは、アフシン ゴトビ監督の試合前日コメントを公開中!!

前節は豊富な運動量で奮闘した大前元紀選手、強敵・鹿島を相手に得点が期待される

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