NEWSニュース

2008鹿児島キャンプ6日日(選手コラム・マルコス パウロ選手)

●強烈な存在感

 「オツカレィ〜ス!」。新加入のマルコス パウロ選手は一人ひとりどころか、スタッフにまでこの言葉を幾度となく繰り返す。それも1度や2度ではない。目があった瞬間がその言葉を発するとき。アウレリオ選手も巻き込み、チームに溶け込むのに一役買った。そんなにたくさん言わなくてもというほど連発される「オツカレィ〜ス!」という言葉にも、パウロの屈託ない笑顔と元気さに、つい何度でも応えてしまう。底抜けに明るいキャラクターがいつもエスパルスの中心にある。

 現在、30歳。ブラジル代表のキャップ数は36試合。ブラジル、イタリア、ポルトガル、イスラエル、ウクライナ、そして、日本でプレー経験がある。自分の足だけを頼りにサッカー選手として6カ国を渡り歩いてきた。それだけに、新しいチームで自分が最も力を出す方法はよくわかっている。覚えた言葉を積極的に使って、ピッチ内でも雄弁だ。加入会見でもひたすらチーム戦術が最優先であることを強調した。

 それだけでなく、自分の武器を出し、居場所を見つける方法も心得ている。始動から間もないが、すでに主力組に入ってトレーニングを行なっている。中盤の底でボールを奪う力だけでなく、ボールを預けさえすれば、キープして展開してくれる。信じて動き出せば、欲しいタイミングにパスが出てくる。まだタイミングが合わない部分は当然あるが、意図が見えるだけに、時間が解決するだろうと安心してみていられる。「このチームは質の高い選手が多い」とパウロ選手。Jリーグで迎えた2シーズン目はどんな活躍を見せてくれるのか。


2008鹿児島キャンプ6日目(午前)練習レポート
2008鹿児島キャンプ6日目(午後)練習レポート
2008鹿児島キャンプ6日目(健太語録)
2008鹿児島キャンプ6日目(選手コメント)

その明るさとプレーぶりで早くも存在感を示すパウロ選手

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース