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2008鹿児島キャンプ9日日(選手コラム・マルコス アウレリオ選手)

●得点増に貢献できるのか?

 ブラジルの強豪クラブ、サントスFCから移籍加入してきたマルコス アウレリオ。加入当初は別メニューが続いたが、ついに先日の甲府戦でベールを脱いだ。復帰まもなく、コンビネーションや互いの意思が通じる状態ではなかったが、ゲームの流れに溶け込み、自らの役割をこなして決定機を作るそのプレーぶりに、「これからやってくれそうなプレーは見せてくれました」と長谷川監督は及第点を出した。

 移籍前、サントスの新監督がエメルソン レオン監督(1992〜1994年 エスパルス監督)に決まり、アウレリオの資質を高く評価していた同監督が移籍に難色を示すという偶然にしてはあまりにも不思議な縁もあった。巡りめぐって地球の反対側に来たアウレリオだが、日本の生活にも順応し始め、笑顔と共に覚えたての日本語が出るようにもなっている。フェルナンジーニョやパウロら日本サッカーにおける先輩の存在も大きいに違いない。

 アウレリオは“18番”という背番号の意味を理解している。求められているのは得点だという認識もある。サントス時代は相手を引き出し、そこからワンツーなどを使って最後はゴール前で勝負するプレースタイル。それで結果を出してきた。昨年はブラジルでリベルタドーレス杯に出場し、14試合で3得点。その他の試合をあわせると通算16得点を稼ぎ出した。

 だからと言って、エゴイスティックなタイプではない。チーム戦術を重視し、味方とのコンビネーションを大切にする。今のアウレリオにとって、開幕まで1分も無駄にできない。どこまでエスパルスに順応し、自分の良さを発揮できるようになるかが、今季のリーグ戦におけるスタートダッシュの鍵を握る。


2008鹿児島キャンプ9日目(午前)練習レポート
2008鹿児島キャンプ9日目(午後)練習レポート
2008鹿児島キャンプ9日目(健太語録)
2008鹿児島キャンプ9日目(選手コメント)

日に日にチームに打ち解けていくアウレリオ選手

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