キャンプ初となるトレーニングマッチはロアッソ熊本との対戦。45分×4本で、1試合目が主力組で、2試合目がサブ組となった。また、この試合は一部のベテラン選手がコンディション調整のために出場を回避した。
課題は前日に長谷川監督が語った、「前線へのボール供給」。栃木戦よりも改善がみられるかどうかに注目が集まった。立ち上がりからボールポゼッションするエスパルス。センターライン近くまでディフェンスラインを上げて、本田がCBに吸収される形でバックラインを形成。コンパクトな状況でサイドバックはワイドに開いて、2人はいつでも攻撃参加できるポジションをとった。
しかし10人全員が自陣に戻り、守備がセットされている相手を崩すのは、カテゴリーが違うとはいえ、難しいことに変わりはない。なかなかスペースがない状況から、少しでも相手選手を引き出そうと、中盤から前の選手たちは精力的に動く。立ち上がりは狙いのあるパスを出せるが、思うようにシュートまでつなげることができない。一方の熊本は、ラインを高く保ったエスパルスからカウンターチャンスを狙い、ダイレクトパスで手数をかけずにゴールを狙う。何度かシュートを撃たれたが、選手たちは落ち着いていた。
時間を追うごとに、コンビネーションを活かしたチャンスメイクがみられるようになる。まずは前半13分、右クロスをニアで原がオーバーヘッド。これはGKにキャッチされた。その直後、本田からロングフィードを受けた原がファウルを受けた。ペナルティエリアの左外からのFKはGKにはじかれたが、右サイドから山本真がサイドチェンジ。ファーサイドに残っていた岩下がゴール前に折り返したが、これもクリアされた。チャンスは作るが、最後の最後で押し込み切れない。前半はスコアレスのまま試合終了となった。
後半もメンバーに変化はなかったが、ゲーム内容は変わってきた。中盤の狭いスペースでパスを通そうとしていた前半だったが、後半になると、サイドが積極的に攻撃参加。後半5分、児玉が中に絞りながら前線まで攻撃参加し、スルーパスを受けてゴール前での1対1からシュート。GKに阻まれたが、大勢つめかけた観客がどよめいた瞬間だった。同7分には前線にボールが入り、長沢、原、小野がゴール前に寄せて、こぼれ球を相次いでシュート。決めきれなかったが、試合が動き出した。だが、今季はより多彩な攻撃をしかけるために、チャンスとピンチは表裏一体。相手のカウンターで押し込まれる時間もあり、苦しい時間でミスが出るなど、課題も残った。
同26分に小野に代えて兵働が出場。エスパルスは同37分、右サイドの藤本のクロスからファーサイドで待つ長沢がヘッドで押し込み先制。同39分、右CKを得ると、今度は原が飛び込みシュート。セットプレーから2得点をもぎ取った。
欲を言えば、もっとシュートチャンスがあったが、前回のトレーニングマッチに比べれば、飛躍的にボール供給がスムーズになり、フォーメーションが変わった状況での互いの役割がはっきりと見えてきた。キャンプ初のトレーニングマッチは幸先のいいスタートとなった。
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しかし10人全員が自陣に戻り、守備がセットされている相手を崩すのは、カテゴリーが違うとはいえ、難しいことに変わりはない。なかなかスペースがない状況から、少しでも相手選手を引き出そうと、中盤から前の選手たちは精力的に動く。立ち上がりは狙いのあるパスを出せるが、思うようにシュートまでつなげることができない。一方の熊本は、ラインを高く保ったエスパルスからカウンターチャンスを狙い、ダイレクトパスで手数をかけずにゴールを狙う。何度かシュートを撃たれたが、選手たちは落ち着いていた。
時間を追うごとに、コンビネーションを活かしたチャンスメイクがみられるようになる。まずは前半13分、右クロスをニアで原がオーバーヘッド。これはGKにキャッチされた。その直後、本田からロングフィードを受けた原がファウルを受けた。ペナルティエリアの左外からのFKはGKにはじかれたが、右サイドから山本真がサイドチェンジ。ファーサイドに残っていた岩下がゴール前に折り返したが、これもクリアされた。チャンスは作るが、最後の最後で押し込み切れない。前半はスコアレスのまま試合終了となった。
後半もメンバーに変化はなかったが、ゲーム内容は変わってきた。中盤の狭いスペースでパスを通そうとしていた前半だったが、後半になると、サイドが積極的に攻撃参加。後半5分、児玉が中に絞りながら前線まで攻撃参加し、スルーパスを受けてゴール前での1対1からシュート。GKに阻まれたが、大勢つめかけた観客がどよめいた瞬間だった。同7分には前線にボールが入り、長沢、原、小野がゴール前に寄せて、こぼれ球を相次いでシュート。決めきれなかったが、試合が動き出した。だが、今季はより多彩な攻撃をしかけるために、チャンスとピンチは表裏一体。相手のカウンターで押し込まれる時間もあり、苦しい時間でミスが出るなど、課題も残った。
同26分に小野に代えて兵働が出場。エスパルスは同37分、右サイドの藤本のクロスからファーサイドで待つ長沢がヘッドで押し込み先制。同39分、右CKを得ると、今度は原が飛び込みシュート。セットプレーから2得点をもぎ取った。
欲を言えば、もっとシュートチャンスがあったが、前回のトレーニングマッチに比べれば、飛躍的にボール供給がスムーズになり、フォーメーションが変わった状況での互いの役割がはっきりと見えてきた。キャンプ初のトレーニングマッチは幸先のいいスタートとなった。
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キャンプ初ゴールは長沢駿の高いヘディングから繰り出された
攻撃のために前に出てきた岩下。敵のゴール前での仕事にも期待がかかる
4−3−3の新システムでアンカーとしてプレーした本田拓也は藤田と対決
左サイドからの攻撃参加でシュートも見せた
スルーパスやシュートで攻撃にかかるチャンスメイクをする小野伸二
守備にかかる枚数が減って負担が多くなった山本真希
鋭いディフェンス裏への飛び出しでチャンスメイク。ゴールも決めた