三都主アレサンドロがチームを離れ、安貞桓やトゥットらも移籍。変革のときを迎えたエスパルスだったが、アントニーニョ監督体制でスタートした1stステージは11位、中断期間の監督交代により石崎信弘監督を迎えて臨んだ2ndステージも14位に終わった。
クラブワーストを更新する年間順位14位と、結果的に見れば主力が抜けた穴を埋め切れなかった格好となったものの、アラウージョとチョ ジェジンが奮起するなど攻撃陣には好材料も。しかし、守備面ではリーグワースト5位の53失点を記録した。よりレベルの高いクラブに向けて避けては通れなかった茨の道。シーズン終了後には石崎監督の退任も決まったが、改革に向けてこの1年が大きなターニングポイントとなったことは間違いない。
なお、アテネ五輪では黒河貴矢がエスパルスから唯一となるメンバー入り、そして西部洋平の成長などもあり、長年エスパルスのゴールマウスを守ってきた真田雅則がこの年で現役を引退した。