ゴールデンウィークの暑い中、岡山まで我々と共に戦いに来てくれたサポーター・ファミリーの想い、大声援が選手の足を最後の最後まで突き動かしてくれた。本当に感謝している。

アウェイの地でも相手より走る、戦う、球際の強度、切り替え、一対一といったフットボールの本質のところで岡山さんに一歩も引かず勝ち続けるということを続けられたからこそ、こういう素晴らしいゲームになったと思うし、タフなゲームを制することができた。これをシーズンの最後の最後までできるかどうか。今日の勝ちをより意味のあるものにするためにも、最後の38節までこのハードワークをベースにしながら、我々らしく技術やアイデア、テクニックといったクオリティのところを出し続けていきたい。

ゲームの方は、ただ凌ぐだけではなく上手くボールを握りながら相手に攻撃権を与えず、我々らしく最後の最後までボールを握りながら時間を使っていくという新たな勝ち方を覚えたと思う。いろいろな勝ち方がある中で、単に時間稼ぎをする、コーナー付近でキープするだけではなく、相手に攻撃権を与えないという新たなゲームの締めくくり方ができた。ただ、PKで先制できるチャンスもあったし、交代選手を含めて追加点が取れるチャンスは何度もあった。2点目が取れていれば相手の心は折れ、完全にゲームを掌握できたと思うので、そこは宿題だと思って取り組んでいきたい。