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【新潟戦プレビュー】~連勝で、勝ち星を1つ先行させよう~

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前節エスパルスは、苦手の広島と対戦した。これまで6戦勝ちなしという相性の悪さ。それも、その6試合で18失点を喫しているように、守備が崩壊していた。だが、そんな過去のエスパルスはそこにはなかった。青山敏弘の欠場により代役として出場した森島司に、全くといって良いほど前を向かせず、縦パスの供給源を遮断。中央からの攻撃を阻止すると、もう一つの武器であるサイド攻撃も、鎌田翔雅、松原后の両サイドバックが落ち着いた対応で突破を許さず、広島に何もさせなかった。53分に鄭大世のPKで先制すると、90分を通して最後まで集中して守り切って今季初勝利。自信をつけるという意味でも、大きな勝ち点3となった。

一方、レオ・シルバ、ラファエル・シルバ、コルテースなど外国籍選手を総入れ替えした新潟。三浦文丈新監督を迎え、今季は新しいチームとして生まれ変わった、ただ、サッカーのスタイルは大きく変わるわけではない。堅守速攻、ハードワークというチームの持ち味はそのままだ。

新潟は、前節神戸と対戦。3分、藤田直之のロングスローからチャンスを作られ、渡部博文に押し込まれ早々に先制を許してしまう。しかし、新潟にとっては開幕広島戦と同様、ビハインドを取り返す選手がベンチに控えている。67分に投入されたのは田中達也。75分、右サイドバックの川口尚紀のクロスに山崎亮平がヘディングシュート、GKが弾いたところを田中が押し込んで同点に追い付いた。田中は2試合連続、交代出場から同点ゴールを決めた。ただ、喜んだのもつかの間。その1分後に、CKの流れから高橋秀人にネットを揺らされ再びリードを許す。鈴木武蔵などを投入し、最後まで攻撃を仕掛けるも追いつくことができなかった。

新潟は今節ホーム開幕戦となる。さらに、J1通算150勝に王手をかけている状態。新潟としては、その記録をホーム開幕で決めるという思いは強いだろう。さらに昨季のJ1 1stステージのホーム開幕戦でも20,000人以上を集めるなど、スタンドからは強烈な後押しがある。エスパルスとしてはアウェイの空気を味わうことになるだろう。ただ、小林伸二監督が言うように、
相手はモチベーションが高くて、今まで以上に高いポジションを取ったりと、隙もできるのかなと思う
と、プレッシャーのかかる相手に付け入る隙はある。逆に、雰囲気に飲まれてしまっては、相手の思う壺になってしまう。まずは、            
ボールを奪ってカウンターや、ホニを中心にフォワードにディフェンスの背後に走らせる」(小林監督)
という戦い方をしてくる中で、スピードのある2トップを波に乗らせないこと。
ただ、犬飼智也が、
そういうサッカーはJ2で何度も対戦してきた。去年やってきたことがプラスに出れば
と話すように、選手たちは冷静だ。普段通りのサッカーをすることが求められるであろう。

また、選手個人としては、気合いの入っている選手がいる。前節広島戦は契約の関係で出場できなかった野津田岳人は、この試合が古巣対決。

前節試合に出られなかった悔しさもあるし、今節は去年在籍していた新潟が相手なので、気持ちは高ぶっている。知っている選手が多いので、楽しみではあるが、そういう相手にも負けたくない
と力強く話した。守備はこの2試合で戦えることを証明している。次の段階は、昨季見せた攻撃力を発揮すること。そのため、今節に彼が戻ってくることは大きな力になるだろう。

まだリーグ序盤とは言え、成績は1勝1敗の五分の成績。今節、連勝をすることができれば、勝ち星が1つ先行することになる。1つの貯金を作って、余裕を持ってホームに帰ってきたい。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2017明治安田生命J1リーグ 第3節   
3月11日(土)15:30キックオフ 

アルビレックス新潟 vs 清水エスパルス
@デンカビッグスワンスタジアム

<テレビ/ラジオ中継>
DAZN/新潟総合テレビ

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