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【柏戦プレビュー】~原点に立ち返り3試合ぶりの勝利へ~

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前節のダービーは、思わぬ形になった。6分に中村俊輔のFKから森下俊に飛び込まれて先制を許すと、37分には、同じく中村のFKから中央で混戦になり、ムサエフに押し込まれる。さらに後半開始早々の48分にはカウンターから中村、川又堅碁とつながれ、川辺駿にスペースを突かれて3失点。エスパルスは、
これだけの多くのサポーターを手ぶらで帰らせるわけにはいかなかった
と後半アディショナルタイムに鄭大世の意地のオーバーヘッドが決まって一矢報いるのがやっと。スコア的に見ると厳しい試合だったと言わざるを得ない結果になってしまった。

現在リーグ2連敗。しかも、ダービーでの敗戦にショックは少なくないだろう。だが、今できることは、次のダービーに勝つこと。そのためには、ここから切り替え、より多く勝利を挙げてチームに自信を取り戻すこと。それしかないだろう。

柏は前節広島と対決。ともに3連敗中同士の対戦となったが、いきなり試合が動いた。1分、広島のGK林卓人がエリア外まで飛び出してクリアしたボールを拾うと、大谷秀和がGKのいないゴールにミドルシュート。ディフェンスのカバーも及ばず、これが決まって柏が先制点を挙げる。後半に入り、交代で入った伊東純也がスピードで広島の守備陣をかき回すと、エリア内でGKに倒されてPKを獲得。これをディエゴ オリヴェイラが確実に決めてリードを広げた。柏は連敗を止めただけでなく、今季初完封と勢いをつけてエスパルスに挑んでくることになりそうだ。

ただ、その柏のメンバー表を見ると、先日ルヴァンカップでエスパルスと対戦した際に先発した選手が多くを占めていることが分かる。
前回カップ戦で対戦した時、若い選手を使って前からプレスをかけてきたが、その戦い方にヒントを得たんじゃないかと思う。次もその形で来るかもしれない
と小林伸二監督は予想する。若手主体で挑んだルヴァンカップでは、ハイプレスに苦しめられて後方からの上手く組み立てられなかったというところがある。

選手たちは頭で理解している。相手の状況を見て、縦に入れるのか、サイドバックに斜めのパスを入れるのか。その選択肢を見せることで守りにくくなると思う。丁寧につなぐことが大事」(小林監督)
と、今回は同じ轍を踏まないようにしたい。

また、この試合のポイントになりそうなのはセットプレーだろう。相手は、その弱みを徹底的に突いてくるということが予想される。昨季であれば、鄭大世がニアサイドでほとんどのボールを跳ね返していたが、これまでJ1のキッカーはそこを外してきている。

自分を超えるか、超えないかのギリギリのところを狙ってくる」(鄭大世)
と簡単なボールはなかなか飛んでこない。そこで、チームとしては、一部選手を集めて居残りでヘディングの練習をするなど、全員で跳ね返すという意識付けがなされている。全7失点中6失点にセットプレーが絡むというこの状況で、たとえこの1試合セットプレーから失点しないというだけで、これからの流れは一変するだろう。それだけに、この試合におけるセットプレーの意味合いは大きい。

これまでの2勝は全て完封勝ちで挙げたもの。セットプレーを含め、まずは失点をしないことが、勝利への大前提となる。原点に戻り、「まずは守備から」という意識で臨み、3試合ぶりの勝利を目指したい。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2017明治安田生命J1リーグ 第6節   
4月8日(土)15:00キックオフ 

柏レイソル vs 清水エスパルス
@日立柏サッカー場

<テレビ/ラジオ中継>
DAZN

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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