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【浦和戦プレビュー】~強者を倒して、復調の足がかりに~

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リーグ戦ではここ5試合で4分1敗、勝ち点は4。開幕から5試合が2勝3敗で勝ち点6を取ったことを考えると、勝ち点を積み上げるスピードが弱まっている。前節の引き分けで、順位が14位から12位に浮上したが、現段階では一喜一憂している段階ではない。勝利で勝ち点3を増やしていかなければいけない。

エスパルスは前節鳥栖と対戦。23分、鄭大世の落としに、ゴールまで30mはあろうかという位置からチアゴ アウベスが強烈な左足を振り抜く。矢のような弾道に元日本代表GKの権田修一も反応できずネットに突き刺さる、ワールドクラスのゴールで先制に成功した。その後もチャンスを作り続けるエスパルスだが、これまで同様に追加点を奪うことができない。それでも、試合も終盤まで持ち込み、残るはアディショナルタイムのみ。鳥栖はGK権田までもがゴール前に入って、1点を奪いにくる。この攻撃には耐えたものの、終了まであと1分という94分。鎌田大地がゴール前に転がすと、ニアで富山貴光がコースを変え、後ろから来たチョ ドンゴンがつぶれ、さらに大外から走り込んできたのは水野晃樹。水野はキックフェイントで六反勇治をかわすと左足でゴールに押し込んで、エスパルスは土壇場で同点に追いつかれてしまった。

掴みかけたアイスタでの今季初勝利は、またもや持ち越し。小林伸二監督は、第10節G大阪戦も含めて2試合連続での引き分けに、
2試合とも2点目を取っていたら終わっていた試合だった
と悔やむ。チームは2試合連続で先制点を取れているが、そこからのゲームの進め方というところを考えさせられる試合になった。

一方、リーグ戦3連敗と苦しんでいた浦和は、前節新潟と対戦。これまでの悪い流れが続いていたのか、2分右サイドの加藤大のクロスに、中央でディフェンス2人に囲まれながらも中央で合わせたのは鈴木武蔵。ボールはふわりとした軌道でゴールに吸い込まれ、いきなり先制を許してしまう。しかし、これが浦和を目覚めさせた。直後の6分、右サイドでパス交換から槙野智章のシュート性のクロスをファーで武藤雄樹が合わせて同点。さらに20分には、同じような形でゴールが生まれる。右サイドから武藤のシュートに、中央で興梠慎三が合わせて試合をひっくり返すと、あとは一方的な試合になった。31分、柏木のフリーキックにGKの前で槙野が触って3点目、さらに43分、45+1分にもゴールを挙げて前半だけで5-1。後半に入っても47分に遠藤航が決めて6-1で浦和が大勝。再び首位に浮上した。

今節は、その勢いを持った相手との対戦となる。注意するのはもちろん浦和の攻撃力だ。

上手く噛み合いだしたら、攻撃が多彩で決定力も高い」(小林監督)
という相手に、ボールを持たれることは覚悟しなければいけないのかもしれない。しかし、攻撃に自信を持っているチームには、逆に守備が疎かになるケースがある。そこでいかに効率よく得点を決めるのかというところがこの試合のポイントになる。

柏には勝って、G大阪には1点を取って引き分けた。鹿島には負けたが2点を取った。上位が相手でも得点を取れている。そのグループトップの浦和に何ができるか

簡単な試合ではないことは間違いない。ただ、勝てない相手ではない。しかも、勝てばインパクトは大きいだろう。ここから続く上位との対決の足がかかりとなる試合にしたい。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2017明治安田生命J1リーグ 第12節   
5月20日(土)14:00キックオフ 

浦和レッズ vs 清水エスパルス
@埼玉スタジアム2002

<テレビ/ラジオ中継>
DAZN

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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