NEWSニュース

【大宮戦プレビュー】~プロとしての意地を見せる試合に~

©︎︎︎S-PULSE

現在リーグで6連勝を挙げるなど快進撃を見せている柏に勝利したのは、4月8日のJ1第6節のアウェイ戦。そこからチームとして公式戦9戦勝ち星がない。前節のリーグ浦和戦は2点のビハインドから1点ずつ取り返し、ついには逆転。しかし、そのリードを守ることができず、直後に追いつかれてドローに終わってしまった。リーグ戦の順位で上位5チーム中、エスパルスが対戦したG大阪、柏、浦和、川崎Fには1勝3分と決して悪い結果ではない。しかし、それぞれの試合で「勝てたのではないか」というモヤモヤも残っている。その停滞した空気を打破するために、1つの勝利に勝るものはないだろう。

エスパルスのルヴァンカップ前節は磐田との静岡ダービー。今季のリーグ戦で敗れており、ここがリベンジの場にしたいところだった。先制したのは磐田。29分、34分とアダイウトンの連続ゴールで2点のリードを追う展開になった。だが、前半のうちに反撃に出たエスパルスは、金子翔太がエリア内で倒されPK獲得。これを自ら決めて1点返すと、後半も良いスタートを切る。後半開始直後のゴールはファウルで取り消されたものの53分、村田和哉のクロスに北川航也が合わせてついに同点に追いついた。このまま一気に逆転したいところだったが、反撃もここまでに終わった。ショートコーナーからゴール前に放り込まれると、一度はクリアしたもののこぼれ球を押し込まれて突き放される。そして84分にもダメ押しゴールを決められ終戦。ルヴァンカップの予選敗退が決定してしまった。

一方の大宮はこれまでルヴァンカップは2分2敗で勝ち点2。Aグループではエスパルスの1つ上の順位にいる。ルヴァンカップ前節はFC東京と対戦。21分に、ロングボールにムルジャが抜け出すと、飛び出してきたGKに倒されPKを獲得。そのムルジャがゴール右に落ち着いて決めて大宮が先制した。しかし、直後の25分にFC東京が反撃。中島翔哉のコーナーキックから、ピーター ウタカが頭で合わせて同点に追いつかれる。それでも気落ちする暇もなく、今度は大宮がCKのチャンスを迎える。大前元紀のボールに、マテウスが押し込んで引き離しに成功。ところが…。その3分後には、大屋翼のオウンゴールで再び追いつかれると、39分には阿部拓馬の抜け出しから、最後は中島に押し込まれてFC東京に逆転される。後半、さらに1点追加された大宮だったが、アディショナルタイムで播戸竜二が倒されてPK獲得。これを決めて1点返すも、勝敗は変わらず。大宮は点の取り合いとなったゲームに力負けした。

誤解を恐れずに言えば、エスパルスと大宮の状況は似ている。得点を奪えてはいるが、守りきれないという現象だ。

攻撃をしている時にでも、しっかり守備をするということを徹底させなければいけない
と小林伸二監督が話すように、リスク管理の部分はすぐにでも改善しなければならないチームとしての課題。まずは基本に立ち返り、「守備から攻撃」という流れをこの試合で見せたい。

エスパルスとしては予選敗退が決まっているとはいえ、応援してくれているサポーターに対して、プロとして心を動かすようなプレー、そして意地を見せなければいけない。ここからできることは、残り2戦に勝利すること。

勝てばチームは前に進んでいく」(小林監督)

最後まで戦い抜く姿勢を見せたい。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


**********

2017 Jリーグ YBCルヴァンカップ グループステージ 第6節  
5月24日(水)19:00キックオフ 

大宮アルディージャ vs 清水エスパルス
@NACK5スタジアム大宮

<テレビ/ラジオ中継>
スカパー!(Ch.309)
スカパー!プレミアムサービス(584、613)

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

**********

●エスパルス公式モバイルサイトへのアクセス方法はこちら>>

ニュース一覧

more

あなたにオススメのニュース